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地政学リスクの高まり

2017年4月のマーケット動向と投資戦略

ポテチがフリマアプリで1袋500円ついたみたいですね。5倍かぁ、株だったら・・・と株価みたいな見方をした筆者です。

さて、相場です。

img_k039本日の重要イベント&経済指標

  • 機械受注統計
  • 中国消費者物価指数
  • 中国生産者物価指数

img_k039本日のチェックポイント!

概況
当然の流れかもしれませんが、米国が東アジアで軍事行動に踏み切る場合、事前に協議してくれって日本の要請に米国が応じる意向を示したと報道が出てます。軍事行動に踏み切る可能性も高まっており、また、今朝鮮半島に来ているとされる米国の空母と日本が軍事訓練を行うのでは?との報道、ドイツでも爆発があったのかな?それら地政学リスクの高まりで為替は円高に振れてます。
米韓軍事演習が今月いっぱい、また韓国大統領選が5月に控えてることから、軍事行動に踏み切るなら親北の候補者が有力となっている韓国大統領選前までとの見方も強く、地政学リスクの関心の高まりで相場が振らされやすい状況が続きそうです。米国の決算や日米経済対話、米国の暫定予算など色々ありますが、加えて万が一のことは考えておかないといけないとは思います。
状況的にはちょっと難しいですよね。例えば東アジアの有事の際、これまでとちょっと傾向が違ったりもするかもしれません。米国は景気がいい状況ですし、日本も景気が悪い状況とは言えないです。景気が悪い状況で有事ってことになると過去の経験則で売買判断は出来そうですが、加えて欧米ともにテーパリングの方向なんですよね。日本も市場の国債不足で日銀が売りに転じてきてますし・・・。ゆえに、これまでの経験則などが通用しない可能性も考えておきたいです。一番筆者が懸念事項だなぁと思ってるのが、投資家の不安心理です。すでにその兆候は出てるかもしれませんが、例えば、海外行って日本に帰ってきたときに、いつも「日本って平和ボケしてるなぁ」って筆者は感じます。これまでまともな地政学リスクに対峙してない所が危ないんじゃないかなと思えてて、一旦、万が一のことが起こった場合に不安心理がどこまで高まるかわからないです。投資家心理だけでなくて、国民の不安心理の高まりがどの程度までなのか、またそれが企業活動にどれだけ影響してくるのかわからないので、万が一の場合に安易な投資行動はやられる可能性があることは今から考えておきたいです。万が一の場合は、ファンダメンタル分析は無視された心理先行の動きになりますので、その点も事前に考えておきたいです。

為替
ドル円ですが、それら地政学リスクの高まりで円高に振れてます。ドル円は110円を割って109円台で推移中です。109円台は半値水準ですので、まだどうこういう水準ではありませんが、昨今の安値割ってますし、まだ下げ止まった形では出てませんので一段の円高は考えておく所だと思います。ただ、別個で考えておきたいのは、東アジアで万が一のことが起こった場合に円高に振れるのか円安に振れるのか、さらに短期的動きと長期的な動きは違うかもしれない点です。これは見方が分かれると思いますので、別個で考えておく必要があると思います。ここ一カ月ぐらいは安易な相場判断でなく冷静に余裕を持って相場を注視する必要があると思います。
日本
それらを踏まえて投資戦略です。
円高で今日は下落で寄ると思います。連日書いてますが、10日線いいでしょ?日経平均で短期線を5日線だけ表示させてると、昨日の大引けあたりで買いで入る方もおられたかもしれませんが、10日線も表示させておくとそういった判断にはならないので筆者はオススメです。まぁでも昨今のローソク足の形やトレンドで、昨日に買いでは入りにくかったと思いますのであれですけどね。しかも、今回10日線で利確はしたものの、売りで入るのは見送ってしまった筆者は甘かったなと思ってます。取れたなぁ・・・。今日は下落して寄った後、ドル円が109円で半値水準ですので、粘るようなら押し目買いで反発も考えられますし、109円割ってきたらさらに下もありそうです。ただ、日経平均はまだ金曜に紹介した下値メドには距離がありますので、今後一段安の展開も考えておきたい所だと思います。ちなみに、テクニカル分析のことをよく筆者は書きますので、筆者のテクニカル分析の大きな捉え方について書いておきます。テクニカル分析は当たらないって見方もあると思いますが、テクニカル分析で使うテクニカル指標等はちゃんとした見方をしなければ通用しないので、まずはちゃんとした見方をしなきゃいけないと思ってます。何度も書いてますが、その辺のアナリストのテクニカル分析もめちゃくちゃな見方してることが多いので、「テクニカル分析専門」のアナリストの見方やテクニカル分析の本等を参考にしながらまずはちゃんとした見方をした方がいいと思ってます。それを踏まえた上で・・・チャートは長期的にはランダムに動きやすいと思います。テクニカル分析はパターン分析ですので、チャートからどういった仮定をして見るかで解釈は異なりますし、定義があるようでないので、当たったり当たらなかったりするのですが、ランダムに動く中でパターンがハマる局面があります。それを捉えて投資に繋げるのがテクニカル分析の使い方の基本かなぁと思ってます。って、別に筆者の考え方が正しいわけじゃないですが、チャートからどういった仮定をするかやどう定義するか、その解釈など様々ですが、それらを踏まえて勝てるパターンを持ってる方がテクニカル分析で勝ちやすい方だと思ってます。

さらに、筆者はポジション調整も重要であると思ってて、例えば昨今の下落相場の中で押し目買いを入れつつも、鞘を取って利益取ったのはブログで書いてる通りです。そのやり方を昨今紹介したのはよかったかなぁと思ってるのですが、テクニカル分析のミスもポジション調整次第で利益取れたりするので、ポジション調整の手法も合わせて研究するのがいいと思ってます。テクニカル分析もポジション調整も、筆者は日々勉強中です。その勉強を隠しながらする必要もなく、ブログ等で紹介しながらするつもりですので、色々参考にしてもらえたらなと思います。

さて、相場追ってばかりでもしょうがないので、昨今の相場の見方についての反省も書いておきます。最近一番ミスったなぁと思ったのが、週足を楽観視し過ぎた所と思ってます。3月最終週の週足で明らかに下だなぁと思うローソク足を見ておきながら、4月の海外投資家の買いに期待したりでチョロっと押し目買い入れたものの押目にならず、ポジション調整だけで切り抜けたような投資をしてたのはブログの通りです。まぁ100日線だの1月安値だのポイントありましたし、カバーの仕方で利益取れるのは紹介できてよかったんですけど、基本的にマズイ投資だったなと思ってます。基本戦略が戻り売りなので、間違ってはいないんですけど、週足重視してたらもっとラクな投資が出来ていたと思います。まぁ週足もポイントあったからどっちみち迷ってたと思いますけど。でも、新興市場の逃げ時とかはジャストでアナウンス出来てたと思いますので、いい面も十分あったと誉めてください。笑

えっと、あともうちょっと地政学リスクについても書いておきます。おそらく今後さらに投資家心理を表す日経VIやVIX指数が注目されやすくなるんじゃないかと思います。まだ全然低い水準ですが、万が一の場合は、ドンと上がる局面があるかもしれません。基本的なことですが、クソみそに上がった所は一旦逆張りのポイントとも思いますので、その点も意識しておきたいなと思ってます。ただ、過去のパターンが通用しないかもしれませんので、反発確認してからでもいいかもって思います。
ただ、地学的リスクが東アジアで高まってきたこの状況、ないに越したことはないのですが、万が一もありますし、フランス大統領選などイベント多すぎなので手控えがいいと思ってます。取りやすい時に取ればいいですしね。

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