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下値メド

2017年4月のマーケット動向と投資戦略

昨晩、購読者の方に「FRBがバランスシート縮小(保有資産縮小)を議論(3月FOMC議事録の内容を解説)」の記事をアップしたことを通知でお知らせしましたが、初の夜通知でした。昨日「FRB(FOMC)のバランスシート縮小とは」の記事のアクセスが猛烈だったので、急遽、FOMC議事録の記事を作っておきました。関心が高そうなものは夜でも通知でお知らせしようと思ってます。ただ、迷惑になったらダメなので、22時ぐらいまでと考えています。普通21時と思いますが、それは筆者キツイ場合が多いと思うので22時でお願いします。って言っても夜は余程でなければしないと思いますけどね。

さて、相場です。

img_k039本日の重要イベント&経済指標

  • 米中首脳会談(6日・7日)
  • 米雇用統計
  • 景気動向指数
  • 毎月勤労統計調査

img_k039本日のチェックポイント!

新興市場
今日も色々ありますが、まずは日本の新興市場を。
4月4日に相場崩れる一手目の陰線が出て、5日朝のブログで逃げた方がいいって書いて連日逃げを勧めました。一手目でダメだこりゃとは思いましたが、4月5日の二手目で逃げるのがベターだったようにも思います。V字回復もない話ではなかったので、二手目で弱い形で出た所が逃げのポイントだったかなと思います。JASDAQ平均を基準にして見るなら、2,3日前にブログで書いた通りジワジワ上がってドスンと下がるっていうリスク資産である株の相場が崩れる典型的な形となってましたのでお知らせしました。安い所で仕込めてた方で二手目で完全に逃げ切った方は、おそらく投資でいい成績出せてる方じゃないかなぁと思ってます。一方、まだ逃げてない方は、うーん、厳しいと思います。ただ、大半はまだ逃げれてないんじゃないかと思ってます。JASDAQ平均の日足見れる方は見てもらいたいのですが、2016年11月の前半からほぼ一方通行で2017年3月まで上昇してます。この間、JASDAQに投資している方はずっと買い続けていたことになります。いや、売りをこなしながらなんですが、買い優勢で買いがたまってる状態と見れます。その買いがこの3日ぐらいの下落だけで消化できてるわけないので、上がった所では売りたい人が多いと見て、今後は戻り売りで考えるのが基本だと思います。一方、違う見方をするのであれば、マジでJASDAQが強い相場だと考えるのなら、ノコギリ型のチャートの形状を描きますので、ドスンと下がってもその後ジワジワ上昇に転じ、下落と上昇を繰り返しながらノコギリ型で上昇していくって形はありますが確率的に低いですし、それは考えない方がいいと思ってます。投資では確率が低く自分の都合のいい方で考えると損失膨らむだけなので、それはダメだと筆者は思ってます。

もうちょっと言うと、この下落で押目買い狙う向きもあると思いますが、そもそも新興市場はテクニカル分析がアテにならないので、25日線とか75日線とか単純な移動平均線で売買判断しない方がいいと思ってます。失敗しやすいので押し目買いはなしだと思います。筆者は、新興市場に関しては短期投資では5日線や10日線は見ますけど、その他は200日線ぐらいしか見ないです。それ以外の移動平均線は全く役に立たないと思ってます。200日線の向きと200日線から下にどれだけ乖離したかで買い場を探るぐらいしかしないです。もっと言うとそれもあまりアテにしてないぐらいなので、とにかく変な所で押目買いとかはしないようにって思ってます。相場崩れてますしね。

日経平均と筆者トレード
さて、日経平均ですが、昨日は1月安値を割り込み、ボリンジャーバンドのバンドが拡大し、25日線が下向きですので、エクスパンション完成と見れます。ゆえに、5日線や10日線を明確に陽線で上抜いてくるまで、またボリンジャーバンド-2σと-1σの間でうろついてるうちは戻り売りが基本戦略だと思います。昨日筆者が日経平均で行ったトレードを紹介すると、ブログ書いてる早朝は1月安値のローソク足の実体を割り込むような相場になると思ってませんでしたが、寄付き後に1月安値の実体の18753円を割った所で、下行っちゃうのかな?って感じでした。その時は一旦動きませんでした。1月安値の下ヒゲの下限が18650円と把握していたので、そこを割ったら売りで攻めないとと思い、下ヒゲを割った後、18620円で売りを入れました。ただ、気になったのはボリンジャーバンド-2σの18680円も割っていたことで、さらに下落して反発した所での18570円で買いを入れ18620円の売りは早々と利益確定しました。今週結構下がったので週末の買戻しも視野に入れてって感じです。

昨日の筆者のトレードは、テクニカルによる単純な投資をしただけですが、ポイントはボリンジャーバンド-2σを割り込んだ所での買いだと思ってます。ボリンジャーバンド-2σ割れは短期的に一旦反発狙えるので筆者は結構使う手です。勝率いい手だと思ってるのですが、聞くところによると、それはやられる可能性も高く危ないとも言われてるので、真似はしない方がいいと思います。ただ、筆者は明確に負けて使えないって思うまでは使うつもりです。勝ってんだもん。負けるまでやめんよね。あ、そうそう、一旦反発って1日2日の話ですけどね。

さて、筆者は昨日ちょいちょいしか相場を見れなかったので、事前に持っていたポジションは弄りませんでした。筆者の日経平均のポジションがまたごちゃごちゃしましたが、鞘とれてなくてノーガードなのが18570円の買い1ぐらいです。他のポジションとの組み合わせや今後の追加のポジションで鞘取るつもりではいますが、はてさて。てか、昨今紹介してる筆者の投資は、鞘取りするのに夢中になってる投資に見えると思いますがそれは核心です。一夜明けたらガラッと変わる相場なので、それが安全に利益出しやすい投資かなと思ってやってます。まぁこんな相場でトレードする必要ないんですが、先月に個別は逃げてますし、トレードしてないといざという時に対応できない気がするので、チョロチョロやってます。

下値メド
って、自分の話なかりしててもあれなので、日経平均の当面の下値メドを書いておきます。下値メドって、NYが反発してますので今日は買戻しもあって上昇しそうですけどね。久々にフィボナッチリトレースメント登場です。計算は当サイトの「フィボナッチ」のページで出来ますが、パパッと筆者がしておきました。

(画像クリックで最適サイズ表示)

上図は、ブレグジット時の2016年6月安値と2017年3月の高値で計算してます。
下図は、トランプ相場が始まった時の2016年11月安値と2017年3月の高値で計算してます。
どっちでとるかですが、ダブルボトムから上昇に転じた上図が基本だと思いますが、トランプ相場から見る方も多いと思いますので、両方意識しておきたいです。大した量じゃないですし、判断材料は多い方がいいですから。

フィボナッチリトレースメントで重要なのは、38.2%、61.8%ですが、筆者は50%も使いますので下値メドのポイントになるのは近い所で4点。18335円、17937円、17839円、17539円です。また、騰落レシオが70%以下になった所や、移動平均乖離率が-5%になった所あたりも下値メドとして意識したいと思ってます。今、1月安値割って下落トレンドですので、戻り売りを基本戦略としてボリンジャーバンドと下値メドを意識しながらトレードするのが基本じゃないかなと思ってます。ただ、相場ですからそれらも思いこまず、値動きを見ながら適宜判断するのが大事だと思います。ちなみに、RSIで売られ過ぎって見てる向きもありますが、RSIはオシレータ系ですのでトレンド出てる時はアテにしない方がいいと思います。トレンド出てる時にダイバージェンスやコンバージェンスで見るなら使ってもいいと思いますが。めちゃくちゃなこと言ってるアナリストいますので気を付けてくださいね。前も書きましたが、テクニカル分析はテクニカル分析専門のアナリスト以外はめちゃくちゃ言ってることが多いです。
さて、今日は大注目の米雇用統計と米中首脳会談ですね。なんか米中首脳会談はケンカ腰の会談になるんじゃないかって言ってる人もいますが、どうなるんでしょうね。

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