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米雇用統計の注目ポイント

2016年9月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。
前を歩いていた女性が、「世界一」と言っても過言ではないぐらい美しくかわいい振り向き方をしたので、一瞬心を奪われかけたのですが、顔があれだったので一瞬で平常心を取り戻した筆者です。

今日は大注目の米雇用統計の発表日です。市場予想は18万人増。市場予想以上であれば9月利上げがより意識されてドル高が進みそうです。9月利上げはまだ30~40%程度しか織り込んでいませんのでその方向かなと思います。フィッシャー氏は、完全雇用状態なので7.5万から15万人程度でもOKだって言ってますから、市場予想を多少割れても9月利上げが意識されてもおかしくはないと思います。ただ、昨日はISM製造業指数が50割れでガクッと下がったんですよね。これで9月利上げ観測が後退してますので、米雇用統計の数値は強めでないと9月利上げの観測は高まりにくいかもです。昨日書きましたが、米雇用統計が強くて9月利上げ観測が高まって12月を含め年2回の利上げ観測が高まればドル円は105円を目指すと思いますし、105~110円あたりのどこかで落ち着く展開かなと思ってます。

日本株ですが、ドル高円安が進めば素直に好感すると思いますが、米国株と米国債券の利回りをにらみながらの展開だと思います。現在日本株は米国株のジリ安は無視して上昇してますが、大きな下げが来れば引きずられるかと思います。カギを握るのは米国債券の利回り、すなわち米国の長期金利と短期金利の動向だと思います。長期金利と短期金利が急騰すれば米国株は一気に下がって、ドル高要因ですがリスク回避で日本株も下がると見ています。ただ、米国はまだ緩和状態なんですよね。利上げで金融引き締めに入ってるんですが、FRBは米国債の償還がきたものは随時再投資に回しているので、金融緩和しながら金融引き締めする状態で、長期金利と短期金利の急騰はあまり意識しないでもいいかもしれません。あまり上がらないかな。というわけで、日本株にとってはまぁまぁいい状況は整っているようには見えます。

そんな感じで、米雇用統計後に見ておきたいデータを紹介しておきます。姉妹サイト「株式マーケットデータ」のデータで、米国株に関しては、S&P500を中心にNYダウ、ナスダックの動向を「米国市場の推移」のページで確認してもらって、米国の長期金利(米10年債)と短期金利(米2年債)の動向も同じく「米国市場の推移」のページで、ドルの動向については「為替・金・原油の推移」のページの「ドル指数」の欄を見て確認できます。ドル指数というのは、ドルそのものの価値を示す指数です。ドルの価値が高まれば上昇してドルの価値が低下すれば下がります。ドルの価値が高まればドル高で円安。ドルの価値が低下すればドル安で円高、と見ます。基本的な見方ですので参考にしてください。

そうそう、昨日は日本の長期金利がまぁまぁ上がりましたので警戒しておきたいです。また、9月4,5日のG20も要チェックです。

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