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今日もドイツ銀行経営不安

2016年9月のマーケット動向と投資戦略

2013年、外国人投資家は現物と先物で16兆円買い越しました。次いで2015年から2016年現在までは、10兆円売ってます。単純な計算だと残り6兆円残ってる感じです。日銀は前々回の会合でETF6兆円買い越すことを決定し、それを現在実施中です。外国人投資家がアベノミクス期待で買い越していたものを今後全部売ってきたとしても、ETF買いで全部支えれる形に見えます。これだけじゃないんですけど、単純に考えるならそう見えます。だから、上値を買う外国人投資が逃げてるので上がらないけど、下がっても支えれる、要するに株価指数は動かない現在の相場は続きやすいと思います。逆に、大きく下がる局面では押し目は買いたい所かなと思います。年金の買いもありますしね。

さて、昨日はビックリの展開でした。OPECが原油増産凍結の報道で、おーと思ったのですが、朝方イランがそれを否定したって報道が出て、あれ?って展開になりましたが、一転「減産」になりましたから、おー!でしたね。インフレ期待が高まればプラス材料ですので、昨日の大幅高に繋がったと思いますが、この減産どうなんでしょうね。8月に3320万バレル生産してて、今後3250-3300万バレルにするかも、ってことですけど、大して減らないじゃないかってことと、逆にシェールオイルが増産してきそうってことと、今回の減産合意はサウジが態度を軟化したことが要因なので、サウジよっぽどキツイんだなってことが気になる所だと思います。これらを考えると原油高は続きそうですけど限定的かなって思えます。これを材料に投資判断するのは、ちょっと危なっかしいかなって思えます。原油価格はレンジがちょっと切り上がるぐらいでしょうか。

それより、米国で過去の同時多発テロに関するサウジへの提訴法が成立したことの方が筆者は注目でした。以前からサウジはこれが成立すれば米国債を売るって言ってましたので、今後売ってくるのかなぁってことは要注目だと思います。サウジは75兆円分売却するかもってことですので、動向は注目だと思います。米国債売りが出れば米国金利の上昇要因ですので、ちょっと引きしまっちゃうかもしれないですね。円安要因ですけどね。てか、FRBはこれを見越して利上げ見送ったのかもしれないですね。利上げしなくても金利上がるかもってことだったのかもしれないですね。なーんか動きが変なんですよね。ジャクソンホール近辺でフィッシャーFRB議長は利上げに相当積極的な発言していたのに、いざとなったら利上げに慎重になってしまって、え?って感じでしたし。これを見越していたのか、単純に大統領選を気にしていたのか、市場に利上げを織り込ませきれなかったからか、他に違う問題が潜んでいるのか・・・。

さて、今日も出てきましたドイツ銀行。今日はドイツ銀行の取引先が先物などのポジションを他社に移した、との報道でさらに経営不安。米国株も反応して大きく下げました。米国の銀行ウェルズファーゴの不祥事も要因となっていますが、昨日も書きました通り、ドイツ銀行関連、またはイタリアをはじめとした欧州の銀行問題は今後ちょろちょろ出てくると思いますので、変にポジションを取らない方がいいと思います。10月はそもそも株にとってはいい月ではありませんし、米国大統領選までは弱含むか乱高下すると思いますので、キャッシュポジション多めが基本だと思います。この1カ月は下がる所を待って買い場探しする所でしょうか。ただね・・・日本に関しては、チャート的には上行ってもおかしくないように見えます。しっかりした買い場くるのかなぁと心配してます。

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