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量から金利へ

2016年9月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。
ウォシュレットが壊れたので昨日即効で買いにいったのですが、届くのに日がかかるらしく、現在ウォシュレットなし人生を歩んでいる筆者です。ウォシュレットに依存してるので、ないと不安でしょうがないです。早く届いてほしいです。

さて、水曜は日本の金融政策の大きな流れが変わりました。これまでのマネタリーベースをコントロールする政策から、イールドカーブをコントロールする政策へ。すなわち、量から金利へ。「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」というかなり長いネーミングの金融政策が示されました。また、新たに「オーバーシュート型コミットメント」というものも示され、金利調節を重視しながら緩和の期待を持続させる方針となりました。概要については記事にしておいたので、一読してみてください。

また、今回の日銀総裁会見を見ながら、総裁の発言のほとんどを筆者はメモしましたので、時間がある時に見てみてください。

さて、そんな中、水曜は株価指数でトレードがいいんじゃないかってこと書いてましたが、指数の動きはトレードしやすく、筆者は指数でスキャルピングしながらも、速報で政策の内容的に銀行株いけそうだったので、銀行株も即効仕込んでおきました。今回の日銀会合では、検証の内容が示されるだけで、大きな変更はないと思っていましたが、かなり大きな方向性が変わりましたね。一応、水曜にイールドカーブのスティープ化の記事をリンクで載せておいてよかったです。金利で利ざや稼ぐ金融機関にとってはメリットですし、マイナス金利深堀もなかったのでメリットだと思います。ただ、筆者はこの銀行株は早めに反対売買するつもりです。前に書きましたが来週はイタリアの銀行モンテパスキのストレステスト出てきて、おそらく不合格でしょうし、欧州の銀行が危なっかしいので、金融システム不安出てきたらマズイってことで早めに手仕舞った方がいいなと思ってます。

あ、そうそう、中国の企業債務問題も出てきそうですね。ここから2,3年危なそうです。

さて、日銀の方向性変わって色々見るの忙しいのですが、今回の日銀の内容は単純に見ると金融引き締め的な内容だと思います。マイナス金利深堀なしで、国債買入れも減額するかもしれないってことで、内容的には引き締めだと思います。ただ、オーバーシュート型コミットメントで緩和継続を約束してますので、そこが下支えかなと思います。このオーバーシュート型コミットメントはどこまで効くが今後楽しみですね。今回出てきた内容は、概ね事前の報道に近いもので、その内容なが円高だろうってことを筆者は書いてましたが、為替はしっかり円高で反応しています。日本市場では一旦円安で反応しましたが、追加緩和もなかったことから海外時間に入ってから海外投資家が円買い入れてきましたし、米国も利上げ見送りましたから円安見込むのは難しいかなと思います。日本の長期金利も以前より上がる政策ですから、日米の金利差縮小で円高です。ただ、オーバーシュート型コミットメントで円高もそこまでいかないと思いますので、レンジで推移していくかなと今は思ってます。為替は今後注目だと思います。ドル高要因があまりないですしね。

てか、今回の政策内容の変更、一気に理解するのは事前に経済や政策よくみてないとわかりづらいかもしれません。日銀総裁会見でも記者の人達も読む時間なかったのか、いい質問出てきませんでしたしね。内容的には、前に日本にバーナンキ氏が来て黒田氏と安倍氏と会談してましたが、バーナンキ色がちょっと入ってたように思います。バーナンキ氏は金利に天井つける政策を促していたようで、筆者もその内容は以前ブログで書いて、そうするんじゃないかなって書きましたが、それに近い内容だったと思います。あの頃から量から金利へ転換する方向だったんでしょうね。

金利をコントロールすることになりましたので、官製相場色が一段と強まったわけですが概ね流れ通りだと思います。そもそも麻生氏は民が全く動かないから官が先導するって前に言ってましたしね。官製相場に批判的な意見も多いですが、とっくにその方向性は出てますので、それでどう投資を考えるかに注力すべき所かなと思います。

金融政策については、やれることはやってるように筆者は思います。それより、やはり前から書いてます通り成長戦略だと思います。そのための時間稼ぎのようにも思いますが、成長戦略で期待持てなければ中央銀行頼みばかりになっちゃうんだろうなぁって思います。成長戦略とウォシュレットは早く届けてほしいなと思う筆者です。

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