おはようございます。
前に、とあるコーヒーがワキガ臭いことを発見したので、時々そのコーヒーのニオイを嗅いで、自分がワキガになってないか確認している筆者です。
昨日の日経は円安好感で400円近い上昇となる一方、プットオプションが結構買われていたので、上昇はしているものの上昇への懐疑的な見方や警戒感も入り混じった相場だったように思います。おそらく筆者の見方と同様、買い主体ではあるものの、利上げの影響を懸念する方が多かったのかなぁと思って相場を見てました。
さて、昨日はNYは上昇して引けました。利上げより利上げできるほど景気がいいことを好感したって解説が多そうですが、早期利上げを示唆したにも関わらず長期金利が低下して元の水準に戻ったんですよね。長期金利っていうのは、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の「米10年債」って欄がそれにあたるので見てもらいたいのですが元に戻ってます。利上げ示唆されたのでチョロっと上がってもいいのですが、上がっても下がるんですよね。急騰すればヤバイのでそれはそれでいいのですが、上がらないのも日本にとってはあまりよくないです。ドル円の相場を決めるファンダメンタルズの一つが日米の金利差ですから、米国の金利が上がって日米の金利差が開かなければ円安にはなりにくいです。米国の長期金利が上がらない理由は、おそらく日本と欧州のマイナス金利の影響かなと今思いました。前々から世界的にイールドハンティング起こってましたから、米国の長期金利が上がれば米国債買われちゃうんですよね。ゆえに、これを見越してというか、この動きを見て米国株は堅調で帰ってきたのかなと今朝思いました。ということは、現時点ではあまり円安は進まないと解釈するのがいいかもしれません。
現在、市場の注目は今週末の米雇用統計だと思います。市場予想は18万人増あたりですが、FRB副議長のフィッシャー氏は7.5万人から15万人増でOKってこと言ってるんですよね。フィッシャー氏の水準だと達成は余裕だと思いますので、雇用統計後はさらに利上げ観測高まるでしょうか。それで円安が進んで米国株がクラッシュしなければ日本株上昇ってことになりますが、米国株はPERは高水準で、VIX指数も上がらない、金利も上がらないで、いずれドスンとくる形は整っているようにも見えます。また、イールドハンティングで筆者は円安にも懐疑的な見方をしていますので、現在の流れが変わらない限りは引き続きヘッジを入れながらの買い主体のスタンスでいいとは思うのですが、超短期でどんどん利益確定しながらポジション積まないのがいいかなと考えています。日経もそこまで上は狙えないかな?円安次第だとは思いますが。目先は8月高値の16900円が上値意識されますし、その上は17000円、行っても17000円をオーバーシュートする水準じゃないかなと現時点では考えています。ま、とりあえずは、今週末の米雇用統計の持ち越しはしたくない所ですので、今週利益確定できる所では欲をかかないでどんどんしていくべきだと考えています。