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日銀金融政策決定会合とECB理事会

2017年7月のマーケット動向と投資戦略

img_k039本日の重要イベント&経済指標

  • 日銀金融政策決定会合
  • 貿易収支
  • ECB理事会
  • 米失業保険申請件数
  • フィラデルフィア連銀景況指数

img_k039本日のチェックポイント!

政策
今日は大注目の日。
日銀金融政策決定会合とECB理事会です。
まず日銀ですが、よくよくテーパリング云々の話が出てきますが、すでに日銀は総括的検証あたりから量から金利に視点を移してますので、金利に関する発言は注目が集まりそうです。また、量に関しても、ちょっと忘れ去られてそうですが「オーバーシュート型コミットメント」がありますので、物価が安定的に2%になるまで買うものなかったら何でも買うスタンスだと思ってます。そのスタンス変えられると「は?」ってなりますので、そんなことはしないと思います。ECBに関しては、昨今注目を集めているテーパリング関連の発言には要注目だと思います。今日は当局の発言内容によっては株式市場の引け後に結構相場動くかもですね。さて、ちょっと能書きを垂れようかと思いますが、日銀はスタンスを絶対変えないと思います。ずっと物価安定目標を掲げてやってますし、そこに関するブレは筆者は感じないです。そこブレるようなポカする人でもありませんし。一方で、ECBはテーパリング意識さえせてきてるんですよね。これがちょっと、うーんって感じです。FRBが利上げしやすい状況になってるのは日本と欧州の緩和があるからって見方も大いにできます。緩和マネーが米国に入って米国の長期金利が抑えられてる面がありますし、ドル高も進まないというか、下がってますよね。これらが米国の経済を支えてる面もあるので、欧州が抜けると具合が悪い。欧州もテーパリングどうこう言ってますが、緩和で南欧の国債が買われてましたので、これが巻き戻しになると金利が跳ね上がりそうで怖いのもあります。
って、話が逸れましたが、万が一、ここで日銀も緩和姿勢を崩す形になれば筆者は相当ヤバイように思ってます。そんなこと絶対ないと思ってますのであれですけど、緩和マネーによる低金利で米国も保ってる面は大きいと思いますので、その巻き戻しになると金利上がって景気悪化かなぁと思いますので、その場合は全力で逃げる所だと思います。

トレード
そんなこんなでNYダウですが、一昨日はちょっと長め下ヒゲついちゃって、おいおい!フラッグ型の上へのブレイクアウトがだましになるの?って感じでしたが、一応粘ってくれてブレイクアウトの形は保ってますが、一気に抜けないからイマイチですよねぇ。ふーむ。ダウジョーンズ輸送株平均が下がってるのも気になります。一方で、金曜の米国の消費者物価指数の結果で米国の長期金利下がらなかったなぁって書いてましたが、今週下がってきてますね。
それで円高進んでる面も大きいと思いますが、途転しててもよかったですね。ふーむ。様子見しちゃいました。今日は日銀金融政策決定会合前にも思惑で振れやすくはなりそうに思います。
なにわともあれ今日ですね。円安が進まないとインフレが進まず、日銀は緩和で米国の長期金利は上がりにくくなって、それで円安が進みにくくて・・・って考えると、今日どう転ぶか知りませんけど円安進んでも上はそこまでいけないかもってのは一応想定できます。ただ、想定は想定としてそれで思いこんでしまうと危険なので、トレード判断はテクニカルが基本だと思います。
手短にドル円でテクニカルの話しますが、今位置的に微妙なんですよね。もし一旦円安で跳ね返したとしても、一旦押し戻されそうな形そうには見えます。円安に振れたとして安全にいくならその押しを狙った方がいいように思いますが、強い動きが出たら押し来ないので、細かいこと言わせてもらうなら、時間足と分足見ておいて、それらでトレンドが続いている間は乗るのが基本だと思います。もしくは日足でフィボナッチでトレード判断するのも妥当じゃないかなぁと思ってます。
逆に円高に振れた場合は、その内容によると思います。以後、円安が見込めそうな円高であればフィボナッチ判断は一つあると思いますし、日足でトレンド転換のシグナルが出た時に乗るパターンがありそうです。一方で、「は?」って感じのサプライズの円高なら、売りで一旦乗るのも一つの手だと思います。
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