原油下落と米雇用統計前

原油が引き続き下落してます。チャート見れる方はWTI原油先物のチャートを見てもらうと、直近のボックス相場を下抜けており、ボリンジャーバンドもエクスパンションしたなぁって形になってます。よって、原油は弱い展開が続きそうと見ておいた方がいいかもしれません。2016年11月に200日線で下げ止まっており、現在200日線の水準が48.7あたりなので、そこで下げ止まるか見ておきたい所だと思います。そんな原油下落の影響も受けて、米国の株式市場は小幅高安の展開でした。注目は引き続き米国の長期金利です。当ブログは毎日早朝に書いており、長期金利がどの水準で引けるかわかりませんが、2016年12月につけた2.60％を抜くか抑えられるかの水準で引けそうです。それを受けてドル円は円安が進んでいます。

さて、ここ最近書いてますが、NYダウやS&P500がボリンジャーバンドの1σを割ってきてますので、25日線あたりまでの下落は見ておいた方がいいかなぁと思ってます。ただ、今日は大注目の米雇用統計の発表日ですので、それを受けての動向に注目が集まりそうです。米雇用統計はブレブレのアテにならない指標ですから、決め打ちで相場張ったりはしない方がいいと思ってますが、7.5から12.5万人程度であれば15日のFOMCで利上げは間違いないと思います。イエレン氏が前にそれぐらいなら利上げの整合性は取れるとしてましたから。おそらくFRBは利上げしたいと思いますし。ただ、この指標は労働者数から考えるとブレまくって当然の指標なので、1万人でも驚く指標でもないし、25万人でも驚く指標じゃないです。ですので、7.5万人以下の内容であった場合も考えとかないとダメだし、昨日のADP雇用統計みたいに30万人ぐらいの場合も考えておきたいです。おそらく7.5万人以下の内容だったらマズイです。織り込み済みの利上げの前提が崩れますので、利上げ先送り観測が出て米国株にとってはプラスかなぁと思いますが、長期金利低下で円高、日本株はかなり下がるんじゃないかなぁと思います。一方、大幅増だった場合は、FOMCで政策金利の見通し↑観測で利上げ回数も増えるんじゃないかってことで、米国株が下落で反応しやすいと思います。長期金利上昇で円安には振れるとは思いますが、日本の株式市場が円安を好感するか米国株の下落に引っ張られるかは判断がわかれそうに思います。

それらを踏まえて投資戦略です。
米雇用統計の結果を受けてどっちに振れるかは知りませんが、15日はイベント多すぎる日です。ゆえに、どっちに振れようが直近リスク思いっきり取りにいくようなトレードだけはしちゃダメだと思います。日経平均に関しては、まだ何もトレンドない状況です。たぶん今日は円安の影響で上昇して寄ると思いますが、変にポジション持って今週来週身動き取れなくなるような売買だけはダメだと思います。むしろ、3月や4月の株高を見込むのであれば、たくさん控えてるイベントで大きく下落する局面があれば逆張りを入れるって準備をしておくのがいいんじゃないかなぁと思ってます。それ以外はスキャルピングかデイトレでリスク取らないトレードがいいと思います。もしくは、昨今のレンジ抜けた所でついていく準備をしておく所かなと思います。

って、色々考えられるのであれこれ書ききれないんですが、今日SQ通過でしょ？SQ通過後の展開は注目なのと、ドル円に関しては直近のダブルボトムからのネックラインは軽く超えてるんですよね。ただ、上値メドの105.08円は抜けれてないので、ここをしっかりした陽線で抜くかどうか注目で、抜いてきた時は一旦乗る所かなと思います。一応ドル円は20日線が上向きくさくなってるので、ボリンジャーバンドがエクスパンションしたらおもしろいと思います。逆に現時点でボリンジャーバンドの2σ近辺なので、レンジ相場が続くのであれば高値掴みになるので注意が必要だと思います。