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オバマケア代替法案撤回と日銀の売現先オペの実施

2017年3月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。

当サイトで毎月アップしている「時期ごとの相場」シリーズの4月分をアップしました。「時期ごとの相場」シリーズは、例年の相場の傾向・特徴を月別で記事にしているものです。今年もハマるかどうかは別ですが投資の参考にしてください。

4月相場の特徴

また、来月のフランス大統領選に向けて、マクロン氏が有力となってきましたので、マクロン氏に関する記事もアップしました。サラッと読んで特徴だけ掴んでおいてください。まぁ、ルペン氏に肩入れしてる大国が出てきてますので、どうなるかわかりませんけどね。大国がどこかってのはあれですけど、米国の大統領選と似た感じになってきてますので、はてさてって感じです。

フランス大統領選ーマクロン氏の特徴と公約している主な政策

さて、相場です。

img_k039今日のチェックポイント!

概況
金曜のオバマケア代替法案ですが、撤回なっちゃいましたね。修正で先延ばしになるかもってのはあるかなぁと思ってましたが、即効撤回になって、へ!?って感じでした。トランプ氏は「次は税制改革だ」つって、「はい、次!」みたいにお役所仕事みたいな流れになってますが、ちょちょちょ!って感じの印象でした。やる気があるのかないのかさっぱりわからないです。「次は税制改革だ」つってもやれんの?って感じもあります。今までトランプ氏は「不確実性」が懸念されていましたけど、「不確実」になった印象すら受けました。新聞でも指摘されていましたが、政権不安はもちろん強まると思いますが、一方で、優先事項が税制改革になったことで、米国市場の相場はかるく戻したんですよね。オバマケア存続で予算が成立しやすく、税制改革にはプラス面も考えられていますが、それも反対派が多いようですので、「不透明」「不確実」感が否めないように思います。さて、米国市場ですが、NYダウかS&P500どっちで話進めようかなぁと思ってるわけですが、ちょっと弱めに推移してるNYダウで見ていきます。NYダウは金曜のオバマケア代替法案撤回を受けて、返したものの陰線引けで5日線も回復できてない形となっており、普通に見れば弱いです。25日線も下向きくさくなってきており、今後さらに一段安の流れとなって、ボリンジャーバンドがエクスパンションすれば下落トレンド入りとも見れます。ゆえに、今後の展開は十分注意して見ておく必要があると思います。加えて、NYダウはエネルギー株が多い指数でもありますので、原油価格も見ておきたいです。

原油価格は200日線割れをしてから200日線近辺でうろちょろしてますが、200日線が重そうな形に見えます。さらにこれまで上向きで推移していた他の長期線も横ばいから徐々に下向きくさくなってきている点は注意が必要だと思います。今の所、筆者の大好きな10日線で抑えられている形で、10日線を上回れずに下落が続くのであれば長期的なトレンドが下落入りする可能性がありますので注意して見ておく必要があると思います。サウジが減産拡大に圧力をかけている報道もありますし、原油は需給面などからそこまで下がらない見方もありますが、対シェールで米国のリグ稼働数も拡大傾向続いてますので、アテにせずチャートで判断した方がいいんじゃないかと思ってます。

為替
ドル円に関しては、5日線も返せない状況が続いており、円高基調です。ボリンジャーバンドもエクスパンションくさくなってきてますので、一段の円高は見ておいた方がいい局面だと思います。ドル円に関しても10日線を陽線でしっかり上抜いてこない限りは、円高基調継続かなぁと見てます。
日本
それらを踏まえて投資戦略です。
上記、どれを見ても戻り売りの展開かなぁと見るのが筋だと思います。また、今日から4月3日まで行われる日銀の売現先オペの実施(「日銀の年度末(3月末)の保有国債一部売却とは?」を参照)の影響も見ておきたい所です。これは市場の混乱を回避するために実施するものですので影響は考えにくいですが、一転の売りオペですし、状況が変わってきてる点は確かですので、債券、為替、株式の動向は注視する必要があると思います。
ってことで、繰り返しになりますが、戻り売りで戦略立てるのが普通かなぁと思いますが、筆者は相場つきによっては買いかも?とは思ってます。今日、取引時間中にしっかり買いが入る展開となれば薄めに買いを入れようかなぁとは思ってます。逆に、弱い展開でも売りでは攻めないと思ってます。たぶんですけど、買いを入れてみよっかなぁって思える時期がこの辺が最後かなとは思ってます。
4月相場の特徴で書いてますが、例年の傾向だと、4月上旬が天井になりやすい傾向があります。ただ、今年は1-3月は米国株調子よかったですから、セルインメイが4月に前倒しになる可能性も考えておかないといけないです。また、トランプ氏のハネムーン期間も4月いっぱいぐらいでしょ?ってことを考えると、買いは4月上旬以降は手仕舞わないといけないです。ですので、買いを入れるタイミングとしては今ぐらいがラストのように思ってます。それも4月上旬までの短期ですけど。これは例年この時期に日本株が好需給になるとの前提ですので、例えばこのまま米国株が下落していくなら損切ってでも手仕舞わないといけないですが、好需給に期待して買いを入れるタイミングとしてはラストかなぁとは思ってます。まぁ、権利落ち後に買いが入るかとかもありますけどね。
条件としては、今日あたりかもしくは今週にしっかりした買いが入ったら短期のつもりで買いでついていく。ヒンデンブルグオーメンの点灯を考えて薄くしか買いは入れない。でも米国株の下落が続くようなら具合が悪いので、失敗したと思って潔く損切る。逆に買いの勢いが微妙な展開だったら買いは入れない。バカスカ売られる展開だったら普通に戻り売りの展開を考える。そんな感じかなぁと思ってます。基本的にこれはテクニカル無視の戦略ですので、テクニカル重視なら戻り売りで見る所だとは思います。買いを入れた後、展開が微妙だったらヘッジ入れてポジション調整で切り抜けるってのもありますけど、相場見て判断かなぁと思ってます。まぁでも、全体的に弱い相場に見えますし、安全にいくなら今日の米国市場の動向見て、ダメそうだったら手控えでいいんじゃないかと思います。今後の相場見て考え方に変更があれば適宜ブログで書いていきます。
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