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イベント多過ぎる週

2017年3月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。

WBC、昨日の試合は長かったですね。筆者は大きな試合しか見てない「にわか」なんですが、冷や冷やして「うわぁ!」とか発狂しながら観てました。次またキューバ戦ですね。勝つといいなぁ。

さて、相場です。

img_k039今日のチェックポイント!

概況
金曜に公表された米雇用統計は23.5万人と市場予想の19万人を大きく上回る結果でした。条件が整ったので15日の利上げは確実だと思いますが、焦点はFOMCで政策金利の見通しを引上げて、利上げ回数が3回から4回に増えるかどうかとなっています。ちょっと解説を入れますと、政策金利の長期的な均衡水準は、「中立金利+目標インフレ率」とされています。政策金利の長期的な均衡水準は、FOMCにおける長期的な政策金利見通し(中央値)が目安となります。中立金利は、長期的な政策金利見通しが今3%で、目標インフレ率が2%なので、FOMCが想定する中立金利は1%となります。中立金利の水準が低いと政策金利の均衡水準も低くなり、政策金利の引き上げは限定的になります。中立金利が低い状況(潜在成長率が低い状況)で利上げをどんどん進めれば景気を一気に冷やす可能性があります。って、ことなんですが、FRBのブレイナード理事やサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は、直近で「中立金利は短期的にも長期的にも低い水準で停滞する」「中立金利の低迷はしつこい」と指摘しています。中立金利は潜在成長率に連動しますので、お二方は潜在成長率は伸びないと見ていることになります。ですので、インフレの伸びは今のところ緩いですし、中立金利が伸びないとなると利上げ回数を増やすとは考えにくい面はあります。ただ、イエレンFRB議長は、今年はこれまでのような緩やかな利上げペースにはならん!と言ってましたので、はてさてってことになります。

為替
まぁ、そんな予想はやっても仕方ないですし、筆者の能書きはどうでもいいですが、金曜はこれまでの利上げ織り込み済みを反映して、米国の長期金利は↓。ドル円も円高に振れました。ドル円に関しては上ヒゲついてしまってケチがついた形になってますので、この形で円安には張れなさそうに思います。20日線が上向き気味になってたので、ここでボリンジャーバンドがエクスパンションすればおもしろかったですけどね。
日本
日経平均は、金曜はスキャルピングかデイトレでの対応ってブログで書いてたのに、しっかりした陽線が出たしSQ後に買い入ったので、出遅れたかなぁと思いましたが、ブレブレになりやすい米雇用統計で相場は張れないし、ドル円は上ヒゲついてますので、まぁよかったかなぁと思ってます。まぁでも今円高に振れて円安は弾かれましたが、金曜のSQ後に買いが入ったので、今日明日さらに買いが入る可能性はありますが、今週はイベント多すぎるので、引き続きスキャルピングやデイトレでの対応だけだと思います。明日は英国がEU離脱通知、メルケル氏の訪米、15日は債務上限問題と予算教書、FOMC、オランダ総選挙、16日は日銀会合です。それぞれ色々あると思いますが、トータルで何点かポイントだけ今考えておきます。
イベントあれこれ出てくる中で、注目は以下かなと思います。

①米国の長期金利と短期金利の差が縮小するか拡大するか、縮小した場合は相場から一旦逃げて様子見。
②NYダウやS&P500は現在25日線で一旦反発してますが、25日線割れなら一旦逃げる。
③FRBのバランスシート縮小云々の話が出てきたら一旦逃げる。

とまぁ逃げることばっか書いてますが、もし、今回のイベント多い中で日経平均が急落して例えば19000円割れてくるような展開があったとしたら、逆張りで買いは入れてもいいように思ってます。いや、もちろん円高でボコられたり、米国が崩れてしまったりした場合は、下手な所での押し目買いはダメで、基本的にチャートの形で判断しなきゃいけないと思いますが、多くのイベントの中でも予算教書でおかしな内容出てこない限りは、相場保つだろうなぁって楽観的な見方は今のところ持ってます。例年の傾向などを踏まえて考えると、今週円高に結構振れる場面があれば逆張りかなぁと思ってます。イベントによる短期的な乱高下にはスキャルピングで対応しつつ、いい押目がくる展開になれば買いで狙う準備はしておきたいかなと思ってます。もしくは、昨今のレンジ相場を抜けてトレンドが出た方向についていく準備はしておきたいです。

今の所はそんな見方です。
まぁでも土曜の新聞だったかな?前にブログで書きましたが、注目してたビットコインのETF化、SECが認めなかったですね。ほー。3割下落だって。筆者はまだビットコインはノールックなんですが、そろそろ見てもおもしろいかなぁと思ってます。

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