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ブレイナードFRB理事は利上げに前向き?後向き?

2016年9月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。
カープ優勝しましたね。野球しませんし、特段好きな球団とかはないのですが、赤色が好きで小学生の頃はずっとカープの帽子を被ってた筆者です。

さて、それよりNYです。日本市場の引け後、ハト派のボストン連銀のローゼングレン総裁が「利上げは適切」との発言から、NYは一気に9月利上げを意識した展開となり大幅下落で引けました。ジャクソンホール会議後、連銀総裁が相次いで利上げ示唆しており、ハト派のローゼングレン総裁も利上げに前向きになった発言をしたことから、ドル高米株安が進みました。一方で、10日のFedウォッチは9月利上げ観測24%と、金利先物はほぼそれを織り込んでいない結果となっていました。今後上がるかもしれませんが、この認識の違いは9月利上げがあれば痛いかもしれないです。

そして、ここでもう一つおさえておきたいのは、12日にブレイナードFRB理事(ハト派)の講演があるのと、ブラックアウトルールです。

12日の講演でブレイナードFRB理事がタカ派の発言をすれば、おそらく一気に9月利上げ観測が高まりますので、要注意の講演になると思います。また、火曜からはブラックアウトルールの期間となりますので、火曜から先はFOMCに関するコメントは出てこないことから、よりブレイナードFRB理事の発言は注目されると思います。

ここで、ブレイナードFRB理事が利上げに前向きな発言をした場合としなかった場合を考えておきます。

利上げに前向きな発言をした場合は、今週9月利上げ観測が一気に高まって、ドル高米株安が進む可能性が高いと思います。すでに金曜の夜にローゼングレン総裁発言で反応してますしね。米国の金利上昇で日米金利差からドル円は円安に進んでいますし、米国の利上げは円安要因ですが、利上げがあれば筆者はいずれ円高に進むと見ています。前回の米国の利上げの際に円高に進みましたから、直近の過去データからすれば円高は見ておいた方がいいと思います。また、先週はECB理事会でドラギ氏は緩和しませんでしたし、日欧ともに買う国債がなくなってきて、緩和継続懸念がありますので、この辺、足元見られる可能性があると思います。

利上げに前向きな発言をしなかった場合は、タルーロFRB理事が利上げに慎重姿勢ですし、ブレイナード、パウエル理事、イエレン議長もハト派なので、9月利上げ観測は後退するのではないかと見ています。ドルも米株は一旦落ち着くのではないかと思います。

さて、これらを受けて投資戦略です。
筆者は先週SQ通過後の相場の方向性に乗る戦略を立てており、SQ通過後に方向性は出ませんでしたが、SQ後に相場がならされた後、ちょっと上昇しましたので、筆者はここで少し買いを入れてしまいました。米国市場を受けておそらく日経は200ー300円以上安くで寄ると思いますが、相場つきを見てからここは損切るべきだと考えています。ヘッジ入れて建玉操作していく投資法もありますが、そういった投資をされる方は比較的少ないと思いますし、買うか切るか、売るか切るか、といった投資戦略を当サイトで書くつもりですので、ここは一旦損切りで様子見だと思います。円安で下では日銀とGPIF、自社株買いが控えてはいるものの、米国のみならず、今後欧州の銀行問題が出てきてもおかしくありませんし、米国の投信の売りも出てくるかもしれません。また、日銀がどう動くかわからないので、様子見が賢明かなと考えています。twitter時代から含め、この投資戦略で損切り促さなきゃならない戦略は立てなかったことが筆者の強みだったのですが、どう考えても金曜はバカみたいなマズイ戦略立ててしまったので反省しております。ローゼングレン総裁が利上げに傾くことは想定できませんが、米国は連銀総裁の連携がよくとれていることは熟知していましたし、ECB理事会後の金利上昇をもう少し意識しておいて手控えで備えておくのが得策だったと思います。日経は17000円から上は出来高が比較的少ないので、そっちに気を取られた感が否めないです。底堅さはあるかもしれませんし、今後状況次第で上昇するかもしれませんが、リスク取る場面ではないので一旦損切って様子見だと思います。

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