PR

ムニューシン氏ドル安容認発言

2018年1月のマーケット動向と投資戦略
本日の注目イベント&経済指標
  • 独IFO景況指数
  • ECB(欧州中央銀行)金融政策発表 
  • 米失業保険申請件数 
  • 新築一戸建住宅販売件数 

黒田総裁の会見

23日の黒田総裁の会見観ておきました。一言で言うと、さすがの会見だったと筆者は思いました。一貫してブレず、まぁ同じこと言ってるだけなのですが、内容としては、イールドカーブコントロールの金利水準の調整についての目安への言及はなかったものの、期待インフレ率が上がってもすぐに金利調整しない、ETF買い入れ見直しなし、2%物価安定目標は変えない、買いオペ減額は実務的に決定している等です。買いオペ減額後の円高はドル安でしょってことです。まぁそうですよね。

筆者がよくブログで紹介してる「オーバーシュート型コミットメント」も、誰も言わないから、自身で発言に挟んできちゃったりして、いやいや、筆者はブログで書かせてもらってますよって感じで、また、今回は説明が丁寧で、2%物価安定目標についてもかなり丁寧に説明されてましたので、非常にわかりやすく、しっかり説明されているという印象でした。別にヨイショするつもりはないですが、会見に関しては、当初はこれでしっかりわかる人少ないだろうって会見でしたが、最近はかなり丁寧に説明されてますし、余計な質問にも影響少ないように賢い回答されますから、さすがって会見だったと筆者は思いました。

記者の方の質問も、今回は時間を考えるとまんべんなくって感じでよかったように思います。いらないのもいくつかありましたけどね。やっぱイールドカーブコントロールの金利水準の調整の目安は、もうちょっとこすって聞いてもらった方がよかったと思います。これがかなりグレーですしね。いや、絶対グレーにしておいた方がいいので、絶対何も言わないと思うんですけど、市場が知りたい肝だと思うので、もうちょっとこすってもらいたかったのが印象です。

質問に関しては、大江アナがキラリ光ってる印象でした。質問力ありますね。大江アナは、視点の違った質問をされることが多く、女性ってのもあって、おっ!って思わされることが多いですが、今回は総裁を乗せて聞き出そうとする質問で、質問の仕方がキラリ光ってたように思います。結局聞き出せてはないんですけど、大江アナもさすがの内容だったと思いました。大江アナは、前回か前々回、会見にいなかったので、代わったかな?と思ってたのですが、今回いたので、よかったよかったと思って。

大江アナの質問の時が黒田総裁のテンションのピークでしたよね。今回は、黒田総裁は後半バテた印象で、体力的なこともあるのかなぁとちょっと思ってました。

てか、なんとなく、今回は黒田総裁の説明がやけに丁寧だったので、あれ?もしかしたら次期やらないのかな?って逆に思ったりもしました。年齢的にもキツくなってくるし、前に教授やりたいってことも言ってたので、今のところ次期総裁の最有力候補ですが、やらん可能性も十分あるなぁって。あの人が本心で次期はやらんって思ってたら、芯がある方ですから絶対やらんでしょうし。ふーむ。どうでしょうね。

概況

今日はECB理事会。明らかに市場の注目はこれなので、その内容とそれを受けた相場は大注目だと思います。前にも書きましたが、一応今回は債券購入継続のフォワードガイダンスは維持の観測が強いです。変更は3月だろうって感じです。

さて、昨日の日経平均は、書いてた9日から18日のレジスタンスラインは上抜けず、9日からの揉み合い水準の中で下落して5日線がサポートのような形で引けてますので、書いてたように手控えの所だったと思います。綺麗なチャート作ってくれますね。最近。この揉み合いを上抜けた時、または下抜けた時の戦略は今週色々書いてますので、それを参考にで、今の所は大丈夫だと思います。

ドル円は、想定為替レートの110.18円を下抜けて下降トレンド継続で、売りポジションの筆者としてはニヤリの展開。時間足でトレンド出っ放しなので、分足や時間足トレードでもちょこちょこっと入って取っておいて、サンキュー相場でした。引き続き日足のポジションとなっている売りは持ってますが、ドル売り続いてますね。ポンドドルやムニューシン氏のドル安容認発言等が要因ですが、今日のECB理事会、注目ですね。筆者はあとは逃げ時が重要です。ドラギ氏がユーロ高けん制してくるかもしれないので、その場合、ヘッジかなと思ってます。利確はしないです。今の所トレンド変わる気はしないので、一旦ヘッジで様子見て方向見ながら決済どうしようかって感じで考えると思います。ECB前からごちゃごちゃ動くでしょうから、そこから注意だと思います。

NYダウは引き続き堅調。筆者は買いポジションは放ったらかしです。MACDがデッドクロスしかけてるので、ヘッジのタイミングは考えておかないといけませんが、MACDのMACDがシグナルとデッドクロスせず、再度上向きになれば、もう一段高はあり得る所だと思うので、ヘッジ入れるタイミングと、逆に高値取っていくのかってのはシビアに見ていく所だと思います。

そんな感じで、戦略は今のところ全般的に上手く行ってると思いますが、今日のECB理事会、明日は日本でCPI、米国でPCEコアデフレータGDPも出てきますので、振れやすいかなと思います。ユーロ/ドル中心に、ドルインデックス、米国の長期金利の動向は要チェックだと思います。

タイトルとURLをコピーしました