PR

NYダウ大幅下落、これからの投資戦略

2018年2月のマーケット動向と投資戦略

NYダウ

昨日は日銀指値オペ等もあって、ネタが多過ぎて書ききれんって感じで、そのことも書きたいのですが、NYダウについていっぱい書くことあるので、NYダウ以外のことは全部省いて書きます。

さて、NYダウですが、米雇用統計絶好調、平均時給は市場予想以上の2.9%の数字が出て、物価上昇圧力、利上げ意識の債券売りで、米国10年国債利回りが2.84%まで上昇して引けました。米国10年国債利回りって、米国の長期金利が指標としてるので、米国10年国債利回りは米国の長期金利ってことになるのですが、この長期金利の上昇を嫌がって、米国株が大幅下落って解説が多いと思います。あと、ロシアゲート問題も追い打ちって感じです。

長期金利が上昇すると、株は嫌がります。基礎的なことを一例に上げると、住宅ローンや自動車ローンは長期金利と連動するので、ローンの金利が上がればそれらは売られやすくなるので、株式も売られやすくなるって感じです。長期金利が上がると、株式などのリスク資産を持っておくより、預金で金利もらえばいいと思う人が増えて株式を手放したり、企業にとっては、金利上昇で借入のコストが上がったり、ローン金利上昇で消費が減りそうだったりで、業績不安もあって株式が売られやすくなるって感じです。そんな感じで、金利上昇を株は嫌がるのが普通です。

さて、「株初心者のための株式投資と相場分析方法」や当ブログで、その長期金利は2.63%を超えてくると上昇が加速し米国株はそれを嫌がるって、債券王のガンドラッグ氏の発言を紹介してましたが、そんなガンドラッグ氏のお見立て通りの展開に今の所なってます。

なーんか、イエレンFRB議長の任期満了の前日にこういう動きになったのも、筆者は、おぉ!って思いましたけどね。当ブログでも「株初心者のための株式投資と相場分析方法」でも何度か称賛しましたが、イエレンFRB議長の功績は素晴らしかったですからね。昨日の下落は、イエレンFRB議長任期満了売りって感じも、しないでもなかったです。相場見ながらそんなことも考えてました。

さて、NYダウのヘッジのタイミングを、これまで当ブログで筆者のトレードを使って紹介してましたが、これ以上ないジャストのタイミングだったなぁと、相場見ながら思ってました。まぁテクニカル分析通り、トレンドフォロー型の投資としては普通のボリンジャーバンド+1σ割れでのヘッジでしたけど、ほぼジャストのタイミングで、これ以上はないなぁって思ってました、

って、それはいいとして、先行きですよね。

この下落で押しは買いを入れて大丈夫か、大丈夫じゃないかってのが、気になる所なのかなぁと思ってますが、筆者はそれはちょっと視点が違うかなぁと思ってます。

NYダウの日足で話をしますのでチャート見れる方は見てもらいたいですが、このあとのチャートで考えられるパターンは、大きくは3つか4つぐらいだと思います。

1つは、このままバカスカ下がる
2つは、揉み合いの形が出る所まで一旦下がる
3つは、押しが効いた所で、再度上昇に転じる
4つは、即効V字回復する

って感じかなと思います。もっとあるかな?今パッと頭に浮かんだだけでそんなもんです。

で、それもそうですが、筆者が一番重要視してるのは、NYダウの1月26日の高値を抜く上昇が今後くるかどうかだけです。押せば買いを入れていいかどうかとかは、ちょっと違うと思ってます。そういう投資をしたくないので、筆者は日々、自身のトレードを紹介してる面があります。

今後、ファンダメンタル分析に基づいた予測とかもいっぱい出てくると思いますが、それも関係ないです。大事なのは価格の動きだけです。こういう場合は、価格の動き以外は信じちゃダメだと思います。価格の動きが全てですし、価格の動きに全て出ますので、とにかくしっかりチャートを見ていくことが大事だと思います。

逆イールドが発生しているわけでもないですし、一旦の調整だ、とか、長期金利の水準はまだかなり低いとか、色々見方が出てくると思いますが、そういうのも全部踏まえて、価格の動きに全て出てきますので、価格の動きを重視して、そこから予測した方がいいです。

また、昨日の下落で「大幅下落!」って見出しが多くなると思いますが、こういう場合は、幅ではなく率見た方がいいです。過去と株価の水準が違うので、幅は出やすいです。だから、率で冷静に見た方がいいです。まぁ筆者も「NYダウ大幅下落!」って今日のブログのタイトルにして調子乗ったこと書いてますけどね。笑

さて、それらを踏まえてですが、NYダウって今日までで9年から10年の上昇トレンドが続いてます。普通に考えると、押し目買いなんか狙っちゃダメなんです。損切り上手い人だったらやってもいいかもしれないですけど、株の場合、万が一、流動性なくなったらそれも通用しないですから、妥当な策だとは筆者は思わないです。サポートライン引いて逆張りなんかするのも普通の手ですが、トレンドラインって、引き直しが当たり前の線なので、どこまで信用していいかって問題もあります。

大きな下落があった場合、めっちゃやられるのは、変に逆張って、さらに下がった所でナンピン繰り返す人ですから、そういう投資はしないように気をつけてもらいたいです。

そんな感じで、寝不足な上、いっぱい書いて、何書けばいいかわからなくなってきましたが、投資戦略ですね。笑

えっと、まずポイントは、1月26日の高値を明確に抜く展開が今後くるかどうかが重要だと思います。言っても、下落率もまだそんなに大したこともなく、長期のトレンドが金曜に崩れたのかってことでもないです。そんな形まだ出てないです。これだけでどうこう言えるってもんでもないのですが、今後その展開がきて、トレンドが出れば、トレンドフォローで試しについていけると思いますし、例えば、上記でも書きましたが、即効でV字回復して、ボリンジャーバンド+1σを即効で抜いてきた場合も、そこは一旦ついていける展開かなと思います。V字回復は結構信頼できますしね。

あと、今後、押しが効いて、ゆったり上昇していく展開になった場合ですが、その場合、1月26日の高値を抜いてくるかが重要で、1月26日の高値を抜かずに再度下落した場合は、ここは一旦売り仕掛けだと思います。

一応、今の所はそんな感じで見てます。今の所、バカスカ下がっていくような展開は思ってないですけど、ジワジワ上がってドスンと下がるって、リスク資産の典型的な形が出たなぁぐらいで思ってて、こういう時に悪材料が続けてくることもありますので、その辺は要警戒で思ってます。循環で考えると、9年10年の上昇トレンドはヤバいですしね。景気いいですから、強気で見るのもいいですが、警戒するのも当然だと思ってます。ここでもし高値掴みって展開になってしまったら悲惨ですし。

あとは・・・筆者のNYダウのポジションですね。筆者は、紹介してるヘッジかけたポジションはしばらく放置の予定です。基本は1月26日の高値を抜く上昇が今後くるかを見定める感じです。もし、そこにタッチできずに、再度下落する形が出た場合は、もう含み益は十分取れてるので、そこで全決済して途転とかも考えてます。一方、直近で即効V字回復してボリンジャーバンド+1σを明確に上抜く上昇があれば、一旦ヘッジ外そうかなって感じです。

その他のパターンが出た場合は、適宜考えますし、随時ブログでも書きます。

タイトルとURLをコピーしました