ナスダックが6000突破

米国の株式市場ですが、キャタピラーやマクドナルドの決算、新築一戸建住宅販売件数↑やトランプ氏の大統領案期待、北の地政学リスク後退等から上昇、ナスダックに関しては6000抜いて強い相場が続いています。下図は筆者の手書きのNYダウの近々のチャートです。

ボリンジャーバンドの3σを抜く強さで引けています。
近々で急激な上昇が続きましたので、移動平均線もボリンジャーバンドもついてきていない状況です。単純に考えて3σ抜いてますので、一旦下落だと見るのが一般的だと思います。3σ抜く展開はなかなかありませんのでやり過ぎです。NYダウに関しては一旦逆張りのポイントだったと思ってます。このまま上昇してボリンジャーバンドがエクスパンションする可能性もありますが、一旦下落するのが筋だと思います。
当サイトで何度も書いてますので、またその話かよ！って感じかもしれませんが、ボリンジャーバンドがエクスパンションして上昇トレンド発生って見極めるためには、ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大して、25日線が上向きになる必要がありますので、まだトレンドが発生したかどうかの判断をするのは早計だと思います。もし今後このまま上昇するのであれば、それらの条件が整ってから乗っても遅くはありませんし、今日から3日間は大統領案や暫定予算期限がありますので、基本的に手控えておくのがいいんじゃないかと思います。単純にチャートを見ると、NYダウは3月にボリンジャーバンドの-3σで反発してるので、今日の段階ではボリンジャーバンドの±3σでのレンジ内とも見れますしね。

続いてドル円です。

先に、短期的に下降トレンドから上昇トレンドへの転換を確認する方法を書いておきます。様々な方法がありますが、1つに25日線を陽線でしっかり抜いてきて25日線が上向きになることの両方が揃った時ってのがあります。上図の通り、一旦25日線をしっかりした陽線で抜いてきてますので、今後25日線が上向いてくるか注目だと思います。為替の場合は20日線で見ることが多いと思いますが、最近25日線が効いてる気がしますので、今回は25日線で考えてます。ただ、すぐに陰線で否定される展開になったりすればだましになりますので注意が必要です。また、ボリンジャーバンドのバンドがまだ下向きですので、これが今後上向きになってくるかも重要なポイントとなります。

それらを踏まえて投資戦略です。
昨日は北が核実験しない方向が見えて日本市場も上昇でした。REIT以外の指数が全面高でしたので、筆者は利益確定するの早過ぎた・・・とガッカリでした。一昨日に相場走るかもと書いてましたが、走っちゃいましたね・・・。空売り比率が36まで下がりましたので、買戻し主体の相場だったと思いますが、相場が買戻しで上昇したかどうかは全く重要ではないです。相場は買戻しから始まりますから、んなことわかった所でどうでもいい話です。
まぁそれはいいとして、今日はトランプ氏の税制改革の大統領案が出る予定になってます。日本時間では27日ですが、おそらく公約してた内容が出てくるんだろうと思います。ただ、それを受けて議会で交渉が難航すれば28日に予算が成立しませんので、政府機関閉鎖の懸念があります。米国のGDPも28日出てきますし、ハネムーン期間も29日で終了。NYダウはまだトレンドが発生している形とは見れないし、3σ抜いてきてやり過ぎ、ドル円もトレンド発生の確信はまだない点などを考えると、上がった所で買っちゃダメって結論になります。スキャルピングなんかは関係ないですけどね。超短期でトレンド出たら乗ればいいだけですから。大統領案を受けて明日の米国市場がどう反応するかわかりませんが、NYダウは3σ抜いててチャート的には一旦下落する確率は高いと思いますので、スキャルピングで凌いでおくのが賢明だと思います。騰落レシオが60台で仕込めてるポジションがあるなら、それは様子見るために残しててもいいかもしれませんが、トレンド発生の確認できない状態でここから買いで乗るのはなしだと思います。とまぁ、NYダウは3σ抜いだから一旦下落だぜ！ってことで話進めましたが、今晩一段高になっちゃって、予測外したら筆者の顔が立たないので、是非下落してもらいたいなと思ってます。引け後に大統領案が公表されるのかな？ちょっと今わかりませんけど、それにもよりそうです。