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ジャクソンホール・パウエル前、タカ派?そうでもない

2019年8月のマーケット動向と投資戦略

本日の注目イベント&経済指標

  • 日7月消費者物価指数(CPI) 
  • 米7月新築一戸建住宅販売件数
  • パウエルFRB議長講演(ジャクソンホール会議) 

ジャクソンホール

22日は、

  • 2019年8月22日、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は、政策金利は中立的な水準にあるため、現行水準をしばらく維持すべきと述べた。また、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁も今後景気減速する見通しがない限り追加利下げは必要ないと述べた。一方、カプラン・ダラス連銀総裁は、追加利下げは回避したいが、今後数カ月は柔軟な姿勢でいると述べた。
  • 2019年8月21日、トランプ大統領は、減税案について「いまは検討していない」と発言を一転。経済減速を認めることになりかねないと判断した可能性がある。
  • 2019年8月22日公表のECB理事会議事要旨(7月分)で、低インフレの長期化を避けるために利下げと資産購入の包括的な緩和策が望ましいとの指摘があった。メンバーはインフレ期待の低下が鮮明と指摘しており、長期的なインフレ期待の低迷を懸念する声が広がった。市場では、9月会合にも預金ファシリティ金利引き下げやマイナス金利の階層化、量的緩和再開など複数の政策を示すとの見方が広がっている。
  • 2019年8月22日、中国商務省は、米国が9月1日に中国製品約1100億ドル相当に10%の追加関税をかける方針を示していることに対し、断固として対抗措置をとるとした。
  • 2019年8月22日、マッタレッラ伊大統領は、各政党と27日に再度協議するとした。総選挙ではなく、現状の議会での新しい連立政権樹立を最優先する考え。
  • 2019年8月21日、欧州委員会がFacebookのリブラについてEUの競争法(独占禁止法)に基づく調査に入ったと複数の欧米メディアが報じた。反競争的な行為の可能性を調査しているもよう。リブラと関連づけられる予定のアプリである「メッセンジャー」や「ワッツアップ」なども調査対象となっているもよう。

が主な材料。ってもっとありましたが、多いので細かいのは省きました。
注目は各連銀総裁の発言でした。タカ派発言。って、ハーカー総裁は議決権ないですし、ジョージ総裁はもともと利下げ反対。カプラン総裁もまぁまぁ慎重姿勢示してますが、カプラン総裁はそもそも慎重姿勢で、金融刺激し過ぎるとそのうち制御できなくなるって利下げを懸念してたので、そのままの発言と思いましたが、債券売りの展開。またまた一旦逆イールド出てました。

まぁメディアはタカ派発言が出た!って感じになってますが、上記の通りですので、別にどうこう思わないです。これまで通りでそのまま。逆にハト派発言してきてたらサプライズって感じで、もうそっちだろって思ったと思いますが。

ってことで、米国の2年債と10年債の利回り差がなくなって(姉妹サイト「株式マーケットデータ」の「米国債利回り」で確認できます)、ジャクソンホールのパウエル氏発言待ちになりました。面白いですね。利回り差ゼロで迎えるっていう。

ジャクソンホールについては昨日書いてあまり見方は変わってませんが、あまり積極的な緩和姿勢は示せないと思いますので、タカ派意識される展開は見ておいた方がいいと思います。

あと、トランプ氏も減税案について「いまは検討していない」って発言を一転させてきましたので、昨日書きましたが、今株下がってもいいんじゃないかと思ってるくさい確率が上がったかなぁって筆者は思いましたが、どうですかね。また作業部会と上げてくるでしょうけど。

NYダウ

(チャートは先週末時点のものです)

さて、そんな予想はトレードにはあまり関係なくて、戦略は変更なく簡単に見てます。NYダウの日足でいうと先々週からの保ち合い(ピンクの丸印)の上抜け・下抜けだけで見てます。紹介してるトレードのポジションは27200の売りで25650のヘッジですので、保ち合いを下にブレイクアウトすればヘッジ外すだけ。上のブレイクアウトはついていかないです。上抜けなら

こんな感じで水色の丸印からも下値切り上げ型で上昇していく可能性がありますが、高値更新からの下値切り上げ型は、上昇トレンドですが、それはいつ終わるかわからんトレンドになりますので、これは筆者は付き合わないです。って、下値切り上げ型で上昇トレンドになる展開とは限りませんが、なった場合はむしろ高値更新からの短期トレンドの転換を見て売り入れるタイミングを探るってことで考えてます。

ちなみに、ピンクの丸印の保ち合いを上にブレイクアウトした場合も、ポジション的には一旦放ったらかしにします。いってこいの展開になれば上のブレイクアウトの否定形になって下抜ける可能性が高まりまって、その際にこのポジション使えますし。

Venus

そんな感じですが、

  • 2019年8月22日、香港を拠点とする仮想通貨取引会社バイナンスがデジタル通貨「Venus(ヴィーナス)」計画を発表。ヴィーナスは「ステーブルコイン」。Facebookのリブラに似たもの。市場では「地域版リブラを目指している」との見方が広がっている。

ステーブルコイン出てきますね。これからどんどん出てきそうです。

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