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ECBが利下げ・量的緩和再開

2019年9月のマーケット動向と投資戦略

本日の注目イベント&経済指標

  • 日メジャーSQ 
  • 日7月鉱工業生産指数 確報値
  • 日7月設備稼働率
  • 中国休場
  • 独8月卸売物価指数
  • トルコ7月経常収支
  • トルコ7月鉱工業生産
  • ユーロ圏7月貿易収支
  • 米8月輸入物価指数
  • 米8月小売売上高 
  • 米9月ミシガン大学消費者信頼感指数

ECB

昨日は、

  • 2019年9月12日、ECBはECB理事会で包括的な金融緩和策を決定。短期金利の指標となる主要政策金利をゼロ%に据え置く一方、預金ファシリティ金利のマイナス金利を0.1%深堀し-0.5%とし、対象を一部に限定する階層構造も導入する。量的緩和策の再開も決定し、国債などを月額200億ユーロのペースで11月から買い入れる。量的緩和は期限を定めない仕組み(利上げを始める直前までとしている)。フォワード・ガイダンスも変更し、政策金利を現状かより低い水準に「インフレ見通しが2%近くという物価目標に確実に近づくまで」とした。9月に始めるTLTRO3も、期間を2年から3年に延ばす。経済・物価見通しでは、ユーロ圏のインフレ率は19年が1.2%、20年が1.0%。18年の1.8%から低下し、6月時点の見通しから下方修正した。実質経済成長率も19年が1.1%、20年が1.2%と18年の1.9%より低下する。
  • 2019年9月12日、トルコ中央銀行が、主要な政策金利1週間物レポ金利を年率3.25%引き下げて16.50%にすることを決定(市場予想は2.75%だった)。2会合連続の利下げ。インフレ率は縮小傾向で、金融緩和を進めて景気をテコ入れする好機だと判断した。エルドアン大統領の意向が働いた可能性も指摘されている。
  • 2019年9月12日、トランプ政権が中国との貿易交渉で暫定的な合意を検討しているとブルームバーグが報じた。中国が知的財産権の保護や農産物の購入を受け入れることを条件に、対中制裁関税の延期や税率引き下げを検討しているとしている。ただ、その後に米政府関係者が「暫定合意を検討している事実はまったくない」と述べて否定した。
  • 2019年9月12日、トランプ大統領はECBの金融緩和が対ドルでユーロの下落につながり、米国の輸出に打撃となるとツイート。FRBは動こうとしないとして改めて追加の利下げ圧力をかけた。
  • 2019年9月12日、ムニューシン財務長官が、超長期の50年物国債の来年発行を真剣に考えているとインタビューで述べた。超長期の国債発行で、政府債務の借入余地が広がり、米国民にとってリスクを下げることになるとした。

なんだかんだ色々ありましたが、ECB。
今回は姉妹サイト「株初心者のための株式投資と相場分析方法」の方で書いてましたし、市場もそういう見方だったと思いますが、包括的な金融緩和策は予想通りの内容だったと思います。ただ、量的緩和は利上げ前までつって期間を設けませんでしたので、ハト派の見方です。マイナス金利の対象を階層構造にして、TLTRO3も伸ばして副作用対策もしてる感じです。って、TLTRO3はイジりやすいですね。

これまでの政策がパッケージでバカスカ出てきてますし、ドラギ総裁も財政出動が必要とか言いましたので早速限界論も出てきてますが、国債はルール変えればやれますし、賛否ありますが日銀みたいにイールドカーブコントロールもできなくはなさそうに思いますし、ETF買いはできるし、銀行の債券も買いまくればいいしってので緩和策はまだあるって思います。

あと、ちょっと気になるのは米国のコアCPI。ちょっと伸びてきてます。前から書いてますが、物価上がったら終わりなので、注意して見ておいた方がよさそうです。

NYダウ

さて、NYダウ。

NYダウは書いてたパターンが出てる所です。8月の保ち合いの上へのブレイクアウトが出てからトレンド出てる形で、下値切り上げ型くさくもなってきてます。

下値切り上げ型のおさらいをしておくと、下値切り上げ型は、高値更新後の典型的なパターンの1つです。高値更新後にストンと下がって、前回安値を下回らず、下値を切り上げながら上昇トレンドが続くパターンです。上図のような形になりやすいってやつです。

まぁまだ下値切り上げ型のパターンになるって決まったわけではないですが、仮にそうなった場合は普通はオシレーター系指標を使います。オシレーター系指標が得意な振れ幅の大きなジグザグ相場なので。詳しくは「1から学ぶテクニカル指標」を参考にしてください。また、こういった場合は「ダイバージェンス」もシグナルでよく使います。

ただ、高値更新後の下値切り上げ型のパターンは、気を付けなくちゃならなくて、下値切り上げ型のパターンはいつ終わるかわからないです。このパターンが長く続く場合もあれば、早期に終わる場合もあります。ダイバージェンスもだましシグナルが多くなります。ダイバージェンスだけをアテにしてると取りにくかったり、喰らっちゃったりするので注意が必要です。ただ、下値切り上げ型のパターンはいずれ終わるし、その際はダイバージェンスのシグナルは高い確率で出ると思います。だから、いいシグナルにはなるけど、長く続かれるとだましばっかり出て、いざ最終段階でアテにしていいのか判断に迷うってことになりやすいです。ゆえに、ダイバージェンスは、ダイバージェンスだけのシグナルを見てちゃダメで、そのシグナルとトレンドライン割るとかと組み合わせて使って信頼度上げた方がいいです。

って、まだそうなるってわけでもないのに先々の勝手な展開予想を暴走して書き過ぎですが、筆者は戦略は前から決まってて、上昇した後の短期トレンドの転換はことごとく仕掛けるつもりです。上昇はついていかない。割高なので。

緩和ばっかで引き伸ばし過ぎですから、クラッシュ時はデカイと思うんです。例えばこの先、下値切り上げ型のパターンになった場合、その最終段階の売りポジションは持っておきたいです。そこは絶対取りたいので、この先、基本はオシレーター系指標を使う相場になると思いますが、それも見つつ、上昇局面は見送ってトレンド系指標の短期トレンドの転換で売りで仕掛けていくつもりです。

さて、7月高値抜いた相場にもなってないのであれですが、今後抜かずに短期トレンドが転換した所も筆者は売りで入ります。だから、一方向しかやんない感じです。

ただ、下値切り上げ型のパターンは、出来ればなって欲しくないです。8月の保ち合い上抜けになった時点でウザイの来たなぁと思ってて、筆者の戦略だとこのパターンで長引かれる展開になった場合、全然取れないの見えてますし。下値切り上げ型のパターンだと、落ちる時はストンときやすいですから、しっかり見ておかないとダメだしで面倒でもあります・・・まぁいいけど。

ちなみに、高値更新まだですけど、仮に高値更新で強い上昇が出た場合はオシレーター系指標使っちゃダメです。その場合はトレンド系指標見る展開です。

ドル円

さて、話が長くなりましたが、ドル円。

(先週末時点のチャートです)

ドル円は108円抜いてきましたね。
紹介してるトレードでは、ヘッジかけたまま放ったらかしで、最近ブログでオリンピックの話ばっかしてましたが、戦略は決まってて、筆者は内部トレンドライン(紫色の線)をアテにしてますので、この上昇が内部トレンドラインを上抜けずに短期トレンドが転換した所は売り仕掛けだと思ってます。紹介してる筆者のトレードでは4円幅でヘッジかかってて、戦略では3円幅でヘッジかかってますが、この上昇は筆者としてはアリで、もう1チャンスくれるかなぁって思ってます。一方、今後上昇が続いて内部トレンドラインを上抜ける展開になった場合は売りはなしです。

ビットコイン

久々にビットコイン書きますが、ヘッジかけたまま放ったらかし中ですね。日足で保ち合い長くなるって書いてましたが、そういう相場になってます。ただ、徐々に保ち合いが収束してきてます。戦略は以前と同じで、この保ち合いを上抜ければヘッジを外して、下抜ければヘッジかけたまま様子見。下抜けた後、下降トレンドが確実になれば利益確定の流れって感じです。まぁまた来るべき時にビットコインはブログ書きます。

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