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日銀金融政策修正

2018年8月のマーケット動向と投資戦略
本日の注目イベント&経済指標
  • FOMC(連邦公開市場委員会) 
  • インド中央銀行政策金利発表
  • ブラジル中央銀行政策金利発表
  • 7月日新車販売台数
  • 7月中国財新製造業PMI 
  • 7月英製造業PMI
  • 米MBA住宅ローン申請指数 
  • ADP雇用統計 
  • 7月米製造業PMI 
  • 6月米建設支出
  • ISM製造業景況指数 

概況

昨日の日銀金融政策決定会合では金融政策が修正されました。
修正はETFだけだと予想してたので、外しました。ごめんなさい・・・。

金利水準、マイナス金利解除、ETF減額もなく、マイナス金利適用残高以外は数値目標に変更はなくで,その点はそうだったと思いますが、長期金利は±0.1%から、黒田総裁は倍程度つってたので±0.2%に。ETFも市場の状況に応じて買入れ額は上下に変動しうるって変更がありましたし、その他、曖昧な表現がいっぱい付いてきた感じです。イールドカーブコントロールについては、長期金利の幅の変更はありましたが、従来から黒田総裁は適宜イジるって言ってたので、その水準とその維持を今回ハッキリさせただけって感じでもあります。

内容は以下の通りです。

2018年7月31日、日銀が金融政策を修正。金融緩和を粘り強く続けていく観点から、政策金利のフォワード・ガイダンスを導入し、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和のj持続性を強化する措置を決定。

  • 政策金利のフォワードガイダンス
    2019年10月予定されている消費税率引き上げの影響を含めた経済・物価の不確実性を踏まえ、当分の間、現在の低い長短金利水準を維持することを想定している。
  • イールドカーブコントロール(長短金利操作)
    短期金利は、日銀当座預金のうち政策金利残高に-0.1%のマイナス金利を適用する。
    長期金利は、10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、長期国債の買入れを行う。その際、金利は経済・物価等に応じて上下にある程度変動しうるものとし(会合後の記者会見で黒田総裁はこれまで±0.100%としていたものを、その倍程度を念頭にしていると発言)、買入れ額は、保有残高の増加額年間約80兆円をめどとしつつ、弾力的な買入れを実施する。ただし、金利が急速に上昇する場合は、迅速かつ適切に国債買入れを実施する。
  • 資産買入れ方針
    ETFおよびJ-REITについて、保有残高がそれぞれ年間約6兆円、年間約900億円に相当するペースで増加するよう買入れを行う。その際、資産価格のプレミアムへの働きかけを適切に行う観点から、市場の状況に応じて、買入れ額は上下に変動しうるものとする(2015年12月に決定した「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を対象とするETFの買入れについては、これまで通り、年間約3000奥円の買入れを行う)。
    また、CP(コマーシャルペーパー)等、社債等について、それぞれ約2.2兆円、約3.2兆円の残高を維持する。

また、これらの措置と合わせて以下の対応を行う。

  • 政策金利残高の見直し
    日銀当座預金のうち、マイナス金利が適用される政策金利残高(金融機関間で裁定取引が行われたと仮定した金額)を、長短金利操作の実現に支障がない範囲で、現在の水準(平均して10兆円程度)から減少させる。
  • ETFの銘柄別の買入れ額の見直し
    ETFの銘柄別の買入れ額を見直し、TOPIXに連動するETFの買入れ額を拡大する(2018年7月31日時点では、6兆円のうち2.7兆円はTOPIX連動型、3兆円はTOPIX、日経平均株価、JPX日経インデックス400の3指数に連動するETFを対象に銘柄ごとの時価総額におおむね比例するように買い入れていたが、8月6日以降、4.2兆円はTOPIX連動型、1.5兆円はTOPIX、日経平均株価、JPX日経インデックス400の3指数に連動するETFを対象に銘柄ごとの時価総額におおむね比例するように買い入れる)。

2018年7月31日、展望レポートでは、政策委員が示した20年度の消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除くベース)の上昇率見通しは1.6%に引き下げた(前回4月は1.8%だった)。18年度も1.1%、19年度も1.5%と4月から下方修正。日銀は物価が上昇しにくい要因として、企業の賃金設定スタンスがなお慎重であることや、家計の値上げに対する許容度が明確に高まっていないこと、企業の価格設定スタンスが慎重であるほか、競争環境が厳しさを増していることに伴う価格押し下げ圧力が働いていることを指摘した。

先週、黒田総裁が修正報道に対して「どういう根拠があって報道しているのか全く知らない」と発言してたことや、連日の指値オペを筆者は結構アテにしちゃった部分があって、言い切る形でETFをTOPIX型増やす以外ないってことを昨日書きましたが、金利水準の引き上げってことを黒田総裁は拾ってそう発言したか、リークだったなぁと思って、それはちょっとイラッとしました。うーんと、4月に展望レポートから2%物価目標の達成時期の記述がなくなったり、言い方悪いですが小賢しいこと入ってきてるとは思ってましたが、なんか小細工多くなってきて、ある方も指摘されてましたが、そのうち物価目標も2%前後で幅持たせてきそうだなぁって思いました。

それはそうと、この低金利をどこまでやるのかの判断に迷う感じで「政策金利のフォワードガイダンス」で、「2019年10月予定されている消費税率引き上げの影響を含めた経済・物価の不確実性を踏まえ、当分の間、現在の低い長短金利水準を維持することを想定している」って書いてますので、目安になるのは消費増税で、その影響見てからと思えますし、「長短金利操作(イールドカーブコントロール)」の長期金利の欄に、「金利は経済・物価等に応じて上下にある程度変動しうるものとし・・・」って書いてますので、物価でいいのか。

まぁ何にせよ、当分の間っていつまでかわからないですが、これに関してだけでいうなら円買いはし辛いと思います。為替もそんな感じで反応しましたね。

あ、そうそう、昨日の黒田総裁の会見の内容は、今日か明日にいつものようにアップしてお知らせします。

ってことでドル円ですが、トレンド出たら乗ればいいっていう簡単な戦略そのままでOKだった感じで、筆者は時間足で111.20円あたりでトレンド出たので、そこで乗りました。細かく言うと、上ヒゲつきがちだったので、一旦の振れは見送って、ボリンジャーバンド+1σ割れを見た後に、10時間移動平均線がサポートになって、再度ボリンジャーバンド+1σ抜いた所で乗った形です。

NYダウは、ギリで5日移動平均線で抑えられる形です。前に書きましたが月末下がりやすいってのも意識しながらですし、今回charTrade通りやってないので、具合悪いかもですが一応筆者はキープの状態です。日経平均は特に見方変わってないです。

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