- NZ・豪休場
- トルコ中央銀行政策金利発表
概況
ドル円ですが、昨日は時間足でずっとトレンドが続いてて、昨日のブログで書いてた週足の20週移動平均線あたりで上昇トレンド継続の休止を示す揉み合いを作り、そこから結構あっさり上へブレイクアウトして、一旦109円乗せの展開でしたが、米国株の大幅下落を受けて20週移動平均線近辺に下がる展開。
ドル円の日足ですが、23日はボリンジャーバンド+2σを上抜き、+3σまで達する展開でした。終値がボリンジャーバンド+2σに収まる確率は95%なので、これを明らかに上抜いてきたってことはそれなりの理由を考えた方がいいです。ボリンジャーバンドって、移動平均線と標準偏差のバンド系の指標で、ボリンジャーバンドの+2σって過去の水準に比べて相対的に高いってラインです。その+2σを抜けて、さらに上昇した23日は、過去の水準に比べて相対的に高いけど、それ以上に買いが入ったことを示していると見れます。
って、いや、まぁそこまで細かく考えなくてもいいと思いますし、それを考えるヒマがあったら価格の動きを見てトレードした方がちゃちゃっと取りやすかったりするんですけどね。まぁまぁそれはそれとして。
米国の長期金利が上がってきて日米金利差拡大でドル円は上昇してるって見方が多いと思いますが、他方で、武田のシャイアー買収や黒田日銀総裁の発言なども大きい要因になってると思います。黒田氏の発言は筆者は拾ってませんでしたが、先週末かな?久々に為替に関する発言をしたみたいで「円は時々、買われ過ぎる」ってことを言ったみたいです。これにより、105円割れの水準で黒田ラインが入った感じがあります。黒田ラインって、前にドル円が上昇していた局面で125円あたりに達した時に、「これ以上の円安は普通に考えればありそうにない」と黒田氏が言ったことで、日銀はこれ以上の円安を望んでないんだなと市場は判断して、ドル円が125円から下がったってやつです。ゆえに、ドル円は上は125円に黒田ラインが入ってるわけですが、先週そういった発言があったことから、105円にも黒田ラインが入った感じがあります。そんな黒田ラインもあったり、長期金利や武田の要因で、今後ドル円は走ったっておかしくはないと思います。昨日は米国株の下落を受けて、結果的に週足では20週線を意識した展開になってますが、テクニカルが通用しなくなる可能性は考えておきたいです。まぁでも、ドル円は時間足が綺麗なチャート作ってくれて効いてますので、時間足を基準に見ながらトレード判断するのが今一番良さそうに思えます。
さて、米国株は長期金利(米国10年債利回り)が3%に達したことを受けて、一昨日に引き続き、大した反応にはなりませんでしたが、キャタピラーが決算発表後に「今年度は1-3月期が業績のピークになる」と示したことを嫌気して大きく下がる展開でした。
昨日の下落によって、NYダウはMACDがゼロラインに抑えられる形でゼロラインより下でデッドクロスしかけてます。しっかりデッドクロスすれば弱い形です。また、NYダウは、日足の1月・2月・3月の高値を結んだトレンドラインを一旦上へブレイクアウトしたものの、昨日の下落で戻ってきちゃったって感じになりましたので、これはトレンドラインの引き直しになりそうです。なんか、日足では下降三角型を作ってそうな感じですけどね。下降三角型のサポートラインを今後割ってきた時は売り仕掛けだと思います。でも、3月の時はは三角持ち合いの下へのブレイクアウトがだましになりましたから、だましになる可能性も頭に入れながらが良さそうです。
下降三角型
あ、そうそう、下降三角型って、通常は下にブレイクアウトしますが、上にブレイクアウトすることだってありますし、下降三角型の収束点に達する前に、だいたいはブレイクアウトしますので、早めにブレイクアウトしたっておかしくはないってことは念頭に相場を見るべきだと思います。
他方、長期金利が3%に乗せてどうのこうのではなく、成長率から3%は妥当な水準だとは思いますが今週末は米国でGDP出てきますのでそれ見なきゃならないと思います。予想以下だったら具合悪いと思います。