おはようございます。
今日は土曜日ですが、トランプ氏関連でたぶん間違えてると思うのですが思いついたことがあるのでオフな感じでブログ書いてみます。
筆者は前も書いたと思いますが、トランプ氏のビジョン的なことがずっとわからないです。本当は何がしたいんだろうって。オバマ氏はわかりやすかったです。オバマ氏は、民主主義の追及とか国際協調、多様性って信念がハッキリしてましたので、どういうビジョンを持ってるんだろうって想像しやすい面がありましたが、トランプ氏は何故大統領になろうと思ったのか、その動機すらわからないです。ただ、トランプ氏は70歳ですよね。これからトランプ大統領が4年で終わるのか8年続くのかわからないですけど、人生終盤で絶対何かしらこれは成し遂げたいって信念があって大統領になったはずです。なんとなく大衆迎合だけで票を稼いできたって気にさせられますし、ワンマンな統制の仕方というか言動が目立つので偏った見方してしまいそうになるんですが、そういう見方だけだと本質を見誤りそうなので、なんかヒントないかなぁと思ってたんです。
で、12日でしたっけ?の記者会見です。市場的には何も材料は出なかったなぁって感じで、20日の大統領就任時か教書出てきますので、そこまでお預けだと思うのですが、先日の記者会見で一つだけトランプ氏のビジョン的なヒント出てきたような気がしたんです。トランプ氏は記者会見で「最も多くの雇用をつくりだす大統領になる」と言ってました。やっと「〇〇の大統領」って形のビジョン的なものが出てきたなぁと思ったのですが、正直これを聞いた時、は?って思いました。米国の雇用系の指標の代表は失業率と米雇用統計です。最近はLMCIも注目されてきてますが、筆者はどちらの指標もアテにすべき指標だと思ってないのですが、一応どちらの指標も完全雇用に近い状態となってますし、景気も株価もリーマン以降上がり続けており、米国は引き締めの段階に入ってました。その段階でも、さらに減税やインフラ投資で景気吹かそうとしてますし、雇用だ!つってますので、えーって感じだったんです。いや、でも米国民の雇用が奪われている現実がありますので、それもそうなのかなぁとは思ったのですが、ちょっとビジョンとしては緩くないかなぁって気がその時してました。
ただ、まだTwitterばかりですが、個別企業を名指しで批判して、既に米国に企業を戻す、米国の雇用を増やすって動きは出てるんですよね。Twitterでつぶやくだけで個別企業にどんどん米国内での雇用を増やすよう仕向けてますので、仕事は超速いですよね。大統領としての資質どうこう言われてますが、これも今後の新しい形かもしれないので斬新さは感じますし、トランプ氏は本当に雇用を重視してるんだなってのも感じます。
で、何故そこまで雇用を重視してるのかを考えてみると、やっぱAIとロボットじゃないかなぁと思いました。今後、世界的にさらにAIとロボが台頭してくると思います。米国の賃金は上昇してますし、中国も賃金上昇でさらにAIとロボが台頭し、AIとロボに雇用が奪われると思います。人がいらないんですよね。AIなんか学習能力も身に付けちゃって、マジで人いらねぇなって時代が来てます。ですので、それに先手を打つ形でトランプ氏は動いてるんじゃないかなって思いました。それを土台に考えると、AIとロボの台頭で生き残れるのは今の所、米国だけじゃないかなって気がします。「働き方改革」でチンタラやってる日本はヤバイぞって思えます。
いやね、トランプ氏は経営者でしょ?経営者は調子がいい状態の時に悪くなった時の対策を打ちますので、米国が調子いい状態の今だから先んじて考えて、AIとロボの台頭の結果、米国のために今後は雇用を守らなくてはならないってことなんじゃないかなぁと思いました。
ですので、今グローバリゼーションの終わりとか、ナショナリズムとかブロック経済化だとか、筆者もたくさんそういった記事を書いたのですが、それも古臭いというか、そういったバトルではなくて、AI・ロボと雇用のバトルで考えた方がいいかもしれないです。そういった視点で見ると、先んじて米国は動き出していますし、ブレグジットで英国もその可能性があります。筆者は今後AIとロボは行くだろうなと思って個別銘柄やってますし、正直株価もトランプラリーの影響もあって右肩上がりでかなり調子がいいですけど、うかうかしてたら足元すくわれる可能性があるので、その辺は注意しながら銘柄動向を見ていく必要があると思います。特にロボ関連はかなり調子いいので、注意喚起ってことで一応注意しておいてくださいねって感じです。
まぁ、そんな感じで、とりあえず20日の大統領就任や教書などで、さらにトランプ氏の狙いやビジョンは見えてくるように思いますので、その辺は要チェックかなぁと思います。