引き続きボラタイル

概況

さて、昨日は習国家主席の講演が注目でしたね。
もうとっくにその内容は知ってると思いますが、自由貿易主義推進で自動車の関税引き下げや金融市場の開放、外資の過半出資を認める方針などを示し、貿易戦争懸念後退ってことですが、昨日のブログで習国家主席の講演控えって書いてた時に思いましたが、習国家主席の講演のこと書いたの初めてでしたので、なーんか変わってきたなぁって印象でした。まぁそもそも論とか言い出したりしたら見方も変わってきそうですが、とりあえず、この講演を受けて市場は好感って反応だったと思います。

NYダウですが、再度日足で25日線近辺です。揉んでるだけの水準ですが、ボリンジャーバンド-1σを下に抜きにくくなってきたかなぁ所と、5日線が上向きで10日線が横ばいになってきて、MACDがゴールデンクロスしてきてますので、売りは手仕舞いが出やすい所かなぁと思ってます。ただ、まだ揉み合い水準ですし、日計りがやりやすい相場続いてますので、基本はそれでいいんじゃないかなぁと思ってます。日計りで値幅くれますので、一番いい相場と言えば、これが一番いい相場だと筆者は思ってます。持ち越さなくていいですから。まぁでも「一番」ってことはないかな。

ナスダックも、日足で昨日、ボリンジャーバンド-1σ上抜けですから、一旦売りは手仕舞いの所だと思います。下向きの25日線ぐらいまで戻ってきそうな感じですが、これも揉み合いの水準ですし、日足でトレンドが出辛いので、日足以下を中心としたトレードぐらいしかなさそうです。

ドル円も、ごちょごちょ反応してますが、時間足も汚いチャートの感じですから、これは今の所は分足ぐらいしかないっていう感じに見えます。為替に関しては、注意点だけ言っておきたくて、毎度言ってるドルインデックスですが、前から言ってた下降トレンドの休止中を示す揉み合いの水準で揉み合ってます。かなり綺麗なチャートになってて、通常はこの揉み合いは下にブレイクアウトするので、いずれドル安は進みやすい形は継続してます。ゆえに、ドル円は下がかたそうな相場つきになってますが、ドル円を買いで攻めるってのは、筆者はちょっと違うように思ってます。ドルより円の方が弱ければ買いってことになるんですけど、チャートの形が崩れてませんので、違うかなぁと思ってます。だから、ドル円が107円の後半あたりかな、108円でもいいかもしれないですけど、を明確に回復してこない間は、買いで攻めるってのはないかなってのが筆者の見方です。週足で、一旦昨年のレンジを下抜けして、トレンドが否定される形はまだ出てませんので、その見方の方がいいんじゃないかなと思ってます。ただ、これまで筆者のようにドル円の売りポジションを持ってた方は、週足でボリンジャーバンド-1σを上抜けてますのでヘッジは入れておく所です。それはしっかりガード入れる所だと思います。ボリンジャーバンド-1σを再度下抜けした所でヘッジ外すって対応が普通かなと思います。

今週末は、おそらく為替報告書（米国財務省）が出てくるのと、今日はFOMC議事録と、米国消費者物価指数(CPI)が出てきますので、それらを見て、それを受けた相場つきも見て判断だと思います。

日経平均は、日足で5日線サポートで強めの展開でした。プラ転しましたから、強めの展開というより、最近の相場見てたら売りものがなくなってきた、今年1月・2月・3月のレジスタンスライン上抜けが効いてるって印象を筆者は持ってますが、なんだかんだで昨日は空売り比率が42.3％と上がったんですよね。チャートパターンで言うと、昨年の上昇トレンドは否定された形が継続中の水準ですので、上がった所で売りを入れたいと思う方も多そうな印象ですし、レジスタンスラインも、トレンドラインってのは引き直しが当たり前のようにある線なので、その可能性もまだ残ってるのでって感じだと思いますが。

ただ、チャートをアテにするなら、売りで攻めたい気持ちがあっても、攻めるタイミングは明らかに早いです。日足で言うなら、最低でも5日線割れを待ってからでないとダメです。そうしないとトレンドに喰われやすいトレードになってしまって、それは相対的に勝ちにくいです。それはやめた方がいいと思ってます。5日線割れもしていない所で逆張りってのは筆者は考えにくいです。それは短期のトレンドも変わってない所ですし。ボリンジャーバンド+1σを上に抜けた場合は、そこで買いで仕掛ける人も増えやすいですしね。筆者だったら、上昇した後、昨年11月から12月末までの三角型を回復しない水準で、5日線割れや10日線割れが出た場合に売り仕掛けがいいと思ってます。もし、5日線割れや10日線割れなど短期のトレンドが変わらず、三角型を回復ってなったら売り仕掛けはなしって判断をすると思います。たぶんそちらの方がやられにくいと思います。