本日の注目イベント&経済指標
- 日9月企業物価指数(CGPI)
- 日8月機械受注統計 ※
- 参院埼玉選挙区補選告示
- 雨宮日銀副総裁講演
- EU財務相理事会
- 独8月貿易収支・経常収支 ※
- 英8月月次GDP ※
- 英8月鉱工業生産指数
- 英8月製造業生産指数
- 英8月貿易収支 ※
- ECB理事会議事要旨 ※
- 米9月消費者物価指数(CPI) ※
- 米失業保険申請件数
- 米中閣僚級貿易協議(予定-11日)
- ノーベル文学賞発表
概況
猛烈な台風19号が接近中。避難準備は今日までにしてた方がいいとのことです。
さて、9日は、
- 2019年10月9日、中国が米国産農産品の購入を拡大するのと引き換えに、制裁関税の一部を撤回する部分合意を米国に求めていると英FTなど複数のメディアが報じた。中国が米国産大豆の購入を現在の年2000万トンから3000万トンに増やすことを提案しているとしている。
- 2019年10月9日公表のFOMC議事要旨では、緩和の終了時期について議論されたことが示された。9月の利下げについては地政学リスクの高まりで多くのメンバーが正当性を主張した。数名のメンバーは、市場は緩和を織り込み過ぎていると判断。景気については、複数のメンバーが下向きリスクは7月より強まっていると判断している。準備預金については、近く議論する必要性があると示唆した。
- 2019年10月9日、トルコ軍がクルド人勢力への軍事作戦を開始したとエルドアン大統領がツイート。トルコ国境にほど近い2つの街が対象になっているもよう。大規模な戦闘になるかは不明。
部分合意提案の報道が大きかったですね。
先週と昨日書きましたが、部分合意かなぁつってて、でもトランプ氏は部分合意認めないつってるし、みたいなことです。どうせ折れると思ってますが、どうでしょうね。
FOMC議事要旨は全く反応なかったですね。ISMショックがその後だったってのがあって、市場はほぼ無視状態って感じでした。相場はまぁまぁ戻しましたが、NYダウもナスダックも10日移動平均線やボリンジャーバンド-1σより下なので筆者は何もしてません。
炭鉱のカナリア「ハイイールド債(ジャンク債)」に注目
さて、昨日のブログで書きましたが、ハイイールド債(ジャンク債)の動向見ておいた方がいいって思ってて、姉妹サイト「株式マーケットデータ」でHYG(ドル建てハイイールド債・ジャンク債)の推移掲載してますので見てもらいたいですが、
チャートはこんな感じになってます。
まぁまだどうこうって所でもないですが、ハイイールド債(ジャンク債)は「炭鉱のカナリア」つって、金融市場の危機をいち早く察知する傾向があるためそう呼ばれています。これが9月の米国のレポ金利急上昇時からしっかり下がってます。
ハイイールド債(ジャンク債)は世界景気減速を確実に反映してるなぁって感じで、もう世界景気はピークアウトしてるってことでファンドがハイイールド債への投資をやめてる動きが大きいかなと思います。信用力のない企業は債務増えまくってますし、今後景気減速で収益伸びないなら破綻しまくるだろうって見方だと思います。ただ、2018年後半にズドンと下がってまた持ち直しましたのでこれだけではアテにはならにですが、資金がハイイールド債に戻らなくて株だけ上がってるみたいな状況になった場合は危ないと思った方がいいと思います。って、また持ち直したら大丈夫かって見方になると思いますが。
あと、9月のレポ金利急上昇を「闇」って筆者は書いてますが、金融危機前と似た動きですし、理由がハッキリわからないです。NY連銀も慌ててましたしね。だから、前兆が出ているとすれば、もう出てるかもって所だと思います。
って、別にレポ金利が急上昇したつっても、少々上昇が頻発しても株は上がる傾向ありますし、リーマン前もレポ金利上昇が頻発した後にリーマン来ましたから、すぐどうこうって話ではないです。FRBもTB(T-bills)財務省短期証券買うつって抑える方向ですし、ここから株が上がったって全くおかしくないですし、急騰もあるかもしれないです。でも上あっても付き合う?って考えたら、筆者は付き合わないです。もうそんな局面終わってると思ってます。バフェット指標もCAPEレシオも超割高ですし、買いは持ってたくないです。現金増やしておく所だと思います。これは年初からそういう考え方で来てますしね。全く変更ないです。売りのタイミングしか見てないです。
結果はわかりませんが、前兆ってのは結構シグナル出てると筆者は思います。特にレポ金利急上昇は筆者は要警戒だと思ってます。今までブログでリスク要因いっぱい書いてきましたが、それらか他どっかヤバイかもってのは気にしておく所だと思います。