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米大統領選前に考える株と為替の投資戦略

2016年11月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。

連日で米国の大統領選に関する記事をアップしていますが、休日だったにも関わらずたくさんのアクセスを頂き、その多さに記事書いた本人がビックリして腰抜かしております。筆者の拙い記事を読んで下さってありがとうございます。一応、現時点で考え得る影響について筆者なりに書いたつもりです。今後、当然ながら予想との相違点が出てくると思いますが、実際の経済や相場の流れからその相違点を確認しつつ、投資判断に繋げていただけたらなと思います。ここがちょっと予想とは違ったなぁとか、ここは合ってそうだからこういう投資判断が出来そうって点が出てくれば、適宜、当ブログで書いていきますので、ちょくちょく覗きに来ていただけると嬉しいです。

さて、いよいよ8日は大統領選です。日本時間では9日の午前9時に投票が締め切られて、正午過ぎぐらいには大勢が判明する予定となっています。東部では午前8時から開票が始まる予定になってます。どっちに転んでも9日の相場はおもしろくなりそうですね。前に書きましたが、おさらいとして・・・ブレグジット時は事前に世論調査やブックメーカーの予想、専門家の予想などたくさんの予想が出ていたわけですが全部外れてたわけです。ただ、その中で実際の投票結果と数値が一番近かったのは世論調査でしたので、世論調査を筆者は重要視しています。1日か2日時点でのワシントンポストとABCテレビの世論調査では、クリントン氏とトランプ氏は1ポイント差で接戦でしたので、決め打ちせずにどっち転んでもおかしくないなと思って選挙結果を待つ必要があると思っています。

本心では、流れとしてはトランプ氏かなぁと思ってます。たぶんブレグジット時から流れは反グローバリズムなんだと思います。なんだかんだ沈まないですもんね。トランプ氏。それだけ反グローバリズムの流れがあるんだと思います。オクトーバーサプライズとなったトランプ氏の女性問題とクリントン氏のメール問題を省けば、おそらくトランプ氏に流れはあるんじゃないかなぁと思います。この人がトップになるの・・・?ってのはありますが、グローバル化の弊害が出てきて、1929年から始まった「ブロック経済」の流れがまた来てるんだと思います。筆者調べでは1929年以前はグローバリズムが拡大してたようですので、形を変えて歴史が繰り返されるのかなぁと考えています。って、選挙結果はわかりませんけどね。

ただ、トランプ氏が大統領になった場合、上記のページでも書きましたがブロック経済化の流れは出ると思います。「反自由貿易・反グローバリズム」を掲げてますから。トランプ氏は。ブレグジットとトランプ大統領誕生で、「反自由貿易・反グローバリズム」の流れが決まるというか、その方向性出ちゃうと思います。この「反自由貿易・反グローバリズム」でブロック経済化の流れが出れば日本は痛いと思います。外国人投資家から見れば日本は売り、と見る向きが多いんじゃないかと思います。繰り返しになりますので割愛して書きますが、世界が内向きな政策に転換していくと思いますので、産業が自動車や機械に偏り過ぎていて海外での稼ぎに頼りがちな日本は確実に競争力落ちると見るべきだと考えています。米国にとってはトランプ氏の方が内向きに経済政策やってくれてプラス面は意識されると思いますが、日本は・・・。ただ、上記のページで書いたように、筆者予想がハマればブロック経済化はデフレ脱却の追い風にはなるかもしれないので、しっかり売られた所での内需でしっかり稼げる銘柄への買いはありなんじゃないかと思います。一方、多国籍企業関連はダメだと思います。おそらく。これまで米国にならってグローバル化を進めてきた企業は足元すくわれる可能性があることは考えておくべきだと思います。もし、トランプ氏が勝った場合は、経済の流れが変わると思いますので、相場に関しても流れが変わると見た方がいいと思います。ゆえに、これまでの傾向はアテにならない可能性があると考えますので、安全にいくなら相場の傾向が出るまでは様子見といた方がいいと思います。

一方、クリントン氏が大統領になった場合がいいかと言えば、そうでもないように思います。大統領選と同時に行われる上下院の議会選挙は、よくてもねじれそうですし、2017年3月から債務上限問題も控えていることから、クリントン氏が掲げている財政出動もイマイチな内容になりそうだと予想できます。相場は安堵感から一旦反発で触れる可能性は高そうですが、政策全般に関しては現状維持の方向、もしくは増税色がちょっと強まると思いますので、リーマンショック後から続いてきた上昇基調の最終局面が近いんじゃないかなということは考えておいた方がいいと思います。米国にはハネムーン期間がありますからそれまで相場は保つ可能性はあるのですが、変に上昇に長期的についていっちゃダメだと思います。ここでの高値掴みは最悪だと思いますので、ストップロスを入れない投資をするのであれば、ついてっちゃダメだろうなと思います。短期的に反発についていって素早く売買するのは全然いいと思いますが、長期的にはそういった見方は頭に入れておいた方がいいと思っています。

まぁ、どちらにしても投資判断は難しい局面に入るんだと思いますが、一方で日本はイールドカーブコントロールでヘリコプターマネーの準備は整っていますし、トランプ氏になれば日本はインフレになる可能性もありますので、相場や経済指標見ながら適宜投資判断していかなくちゃならないですね。日銀のETF買いもありますしね。

もしね、日本がヘリマネへの期待がなくETF買いもないって状況で大統領がトランプ氏に決まったと仮定するなら、筆者は一旦日本株は売りで攻めると思います。反グローバリズムの流れになれば自給自足率の低い日本に買いの妙味は感じませんから。たぶん勝つのは米国なので、買いを入れるのであれば下がった所で米国株かなぁとは思います。日本の経済指標でインフレの兆候が出るまでは日本株は戻り売り考えるかなぁと思います。ただ、筆者は日本はヘリマネの準備は整ってると見てますしETF買いもあることから、相場が大きく下がった所で内需で稼げる株に投資すべきかなと考えてる感じです。一方で、多国籍企業はおそらくダメだと考えています。これでグローバル化の流れがなくなるとは思いませんが、流れが止まる、もしくは鈍化すると思いますので、買いに関しての投資対象からは外すべきだと考えています。有名企業だから下がった所は買いだ、って感覚は危ないと思います。円安に振れる可能性がありますので一見すると買いかなと思う局面があるかもしれませんが、そこは手出さない方がいいんじゃないかなって思ってます。ま、そこがいい買い場になって上がっちゃったら「ごめんなさい」としか言えませんけどね。

でも、どちらかと言えばまだクリントン氏が優勢なんでしょうか。オバマ氏が「Twitterの管理もできない人に、核の管理は任せられない」って言ってましたが、ごもっともだと思いました。怖いですよね。もし、クリントン氏が大統領に決まった場合は、トランプリスクで下がっていた多国籍企業は一旦買いでいいんじゃないかと思ってます。ただ、下がった分だけ取るぐらいの感じが安全かなと思います。トランプ氏の場合は米国経済にとってはプラスかなぁと見れるのですがクリントン氏の場合はどうかなと思いますので・・・。ま、何にしても相場つき見ながらっ適宜判断を下していかなくちゃならないですね。

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