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米欧間の自動車輸入制限打開策、FOMC議事録、米マイクロン

2018年7月のマーケット動向と投資戦略
本日の注目イベント&経済指標
  • 日春季労使交渉の最終集計結果
  • 5月日景気動向指数 
  • 5月日家計調査
  • 5月日毎月勤労統計調査 
  • 米国が中国に制裁関税発動・中国も報復関税実施
  • 5月独鉱工業生産
  • 6月米雇用統計・平均時給 
  • 5月米貿易収支 
お知らせ
2018年7月4日から、当サイトの更新情報の通知サービスが、PUSH7からOne Signalにかわりました。
これまでPUSH7の通知サービスに購読の登録をしていた購読者様は、引き続きご利用いただけますが、新規に通知サービスを受け取りたい(購読したい)方の登録はできなくなりました。PUSH7は、”通知されない”という現象を度々確認していましたので、こういった対応を致しました。
代わりに、当サイトでは「One Signal」という通知サービスを利用することにしました。おそらくこちらの方が良いと判断しました。
2018年7月4日以降、当サイトに訪問していただいたら、サイト上部(スマホの場合は下部)に、「trading-strategyに通知の送信を許可して受信しますか?」という欄が出てくると思いますが、これを許可するかしないかで、通知サービスを受け取るか受け取らないかが設定できます。この欄の「後で」を選択と、サイト右下に

のロゴが出てくると思いますが、このロゴをクリックしてもらっても、通知サービスを受け取るかの登録ができます。

登録に関しては、メールや個人情報の登録は必要ありません。FirefoxやChrome、Safariのプラウザに通知がくる設定になります。プラウザの対応としてはPCであればFirefox、Chrome、Safari、スマホならAndroidに対応してます。iOSは、おそらく今の段階ではまだ無理だと思います。

一方、登録してみたものの、やはり通知はいらないといった場合は、送信された通知の下部の※をクリックしてもらって、「無効」を選択してもらえれば登録は解除されますので、登録も解除もお気軽に行ってもらえたらと思います。

概況

予定では直近米中貿易が焦点で、まずは米国が340億ドル分への追加関税、それに対する中国の同規模の報復措置ってことで、これはもう協議進展の発表がないのでやり合う方向だと思いますが、残りの160億ドル分と、米国はさらに2000億ドル分に対しても10%の制裁関税を検討するようUSTRに指示してますので、今後はそれが注目されますが、これは規模が大きいのでまともにはやらんと思うってのは前に書いてました。

それはそれでいいんですが、今回制裁関税が発動されると、来週はNATOがあって、たぶん欧米の通商問題が焦点になるって感じだったと思いますが、昨日は材料が出て、米欧間の自動車の輸入制限を巡って打開策を探る動きが出てきたようです。

EUは域外国と組んで米国と自動車関税協定を交渉する新たな枠組みを模索。米国側も駐独大使が米欧の自動車関税撤廃を独自動車大手の首脳に提案。7月下旬の米とEUの首脳会談に向け、具体策に道筋をつけるかって流れになってます。

そして、3日に中国・福州中級人民法院が米マイクロン・テクノロジーに対し、一部製品の販売を差し止める仮の命令を出したってことでIT系中心に3日は大幅下落の展開でしたが、これもマイクロンが2018年6-8月期の売上高への影響は1%程度にとどまると発表して、買いが拡がる展開でした。

あと、6月分のFOMC議事録が出てきましたが、貿易を巡る問題が景況感や設備投資にマイナスの影響を及ぼす可能性を指摘されたものの、労働市場や物価上昇率は堅調で、緩やかな利上げ継続を示唆。多くの参加者はこのままのペースで利上げを続けた場合、来年に政策金利が中立金利と一致するか上回ると言及。19年半ばには2.9%に到達。先行きの利上げは「2019年か20年まで続ける」と具体的な期間に言及し、早ければ19年中に利上げを打ち切る可能性が含まれました。加えて、最近のイールドカーブのフラット化が景気後退の予兆になるか引き続き注視することが重要との議論があったようです。

そして、ISM非製造業景況指数も市場予想以上の内容でしたね。

あとは、イングランド銀行のカーニー総裁も8月利上げつってます。

材料多過ぎて、サイトの更新がてんてこ舞い中の筆者です・・・。白目。

これらを受けて、米国の2年債と10年債の利回り差が0.28%まで下がってます。イールドカーブのフラット化や逆イールドがより意識されやすいと思いますが、[逆イールドになった場合の株価と景気・経済への影響]で書いてますが、焦点は景況感だと思います。今ISMはむしろ上がってる所で、貿易摩擦などから今後これが下がっていくかどうかだと思いますが、景況感が悪化しなければ下支えられる所だと思いますので、引き続き貿易摩擦関連と金融政策、それを受けた景況感が注目だと思います。

まぁ、直近では今日の米中の関税発動が注目だと思いますが、今日分に関しては織り込んできてると思いますので、来週からの関税合戦の行方が注目だと思います。

さて、NYダウですが、日足ではボリンジャーバンド-1σ、5日移動平均線、10日移動平均線を抜いてきましたので、筆者はヘッジでの対応でした。24200ドル半ばでヘッジ入れたので100ドルちょっと幅ぐらいの利ざやで、かなりしょーもないトレードになってます。筆者と似たようなトレードしてる方は、今日利益確定でいいんじゃないかってことを今週書いてたと思いますが、その対応でもよかったと思います。筆者も上記のような内容からヘッジいらんかなぁとも思いましたが、ヘッジでの対応でってこと書いてた手前、そうした感じです。テクニカル指標的にはトレンド転換まだですが、ローソク足では気迷ってますし、ボリンジャーバンド-1σ抜けで、売りは持ってられん所ですので、その対応でよかったと思います。

ドル円は、引き続き日足のボリンジャーバンドのエクスパンション待ち。

日経平均は弱いですね。昨日までは、日足でボリンジャーバンド-2σのバンドウォークっぽくなってますので、弱すぎるって展開でしたが、先物から考えると今日は21700円近辺で寄りそうかなって所です。日経平均はボリンジャーバンド-1σと-2σをキープしている間は買い入れちゃダメです。昨日時点で100日移動平均線とボリンジャーバンド-1σが似た位置にありますので、それが妥当だと思います。途転していいのは、ここをモメンタムを伴って陽線で抜いてきた場合だと思います。途転の話をすると、途転はモメンタムが逆方向に角度をつけて出た場合がいいシグナルになると思ってます。何でもだいたいモメンタムです。モメンタムの方向についていけばそんなに間違えないです。モメンタムの角度が重要って感じです。

さて、現在、100日移動平均線と200日移動平均線のデッドクロスが綺麗に効いてる所ですので、まずは100日移動平均線を綺麗に抜いてこない間は買いは入れちゃダメ。ゆえに基本戦略は戻り売りになると思いますが、ただ、100日移動平均線が横ばいになってきてるので、これを陽線で抜いてきたら上昇後におそらく揉み合いを作っていくと思いますので、その展開の場合は売りも入れちゃダメってことになります。NY市場が気迷い中でヘッドラインで振らされやすいですし、空売り比率もやり過ぎの水準なので、上昇も十分ある所、だから慎重にって所だと思います。一方、テクニカル的には昨日時点では弱さ丸出しの所です。トレンドフォローなら、上記のポイントを抜いてこない場合は、戻り売りのタイミング見る所だと思います。抜いてきたら入れなきゃいいですし、入れた後に抜かれたら即損切りの対応ですので、トレードとしては判断しやすいとは思います。

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