おはようございます。
今日も書くこといっぱいなのでダッシュでいきます。
ドル円が112円中盤まで返してきました。半値戻し水準あたりです。「半値戻し全値戻し」って格言がありますが、それには2つの意味がありますので、下記のリンク先のページでよかったら確認してみてください。
半値戻しは全値戻し（2つの意味）
さて、火曜のブログ「25日線の+5％と200日線の+10％」で書きましたが、夜間の日経平均先物の水準で考えれば、どうやらその辺の水準で今日は推移しそうな感じです。ですので今日は相場つきと移動平均乖離率を見ながら、売りや買いの仕込み所を判断する日に筆者はなりそうです。ま、寄りからの相場を見てから即効判断しますが、25日線の+5％をタッチ、または上抜けでまずは売りを入れるつもりでいます。
テクニカル的には火曜に書いた通りですが、昨日は大きなニュースが出てきました。オバマ氏がTPPの議会承認をギリギリでやるって話もありましたが、正式にTPPの議会承認を断念したようです。また、トランプ氏は21日のネット演説で、就任初日からTPP離脱を通告すると明言してました。今までトランプ氏はだんまりでしたが、これで保護主義路線はちゃんとやるつもりなんだってのが出たように思います。
さて、これで少し今の円安の見方を付け加えないといけないように思います。大統領選前に「トランプ大統領で日本は円高になる？円安になる？」のページで書いてたのですが、おそらくこれで日本は長期的にはインフレ圧力が強まる可能性があるように思います。今後の保護主義具合とブロック経済化具合によると思いますが「壁」が出来ることになりますので、これまで進んでいたグローバル化の流れは鈍化して、少なからずブロック経済の流れは出てくると思います。相対的に物が入ってきにくくなりますので、インフレ圧力は少なからずかかってくるんじゃないかと思います。
ですので、現在は米国の長期金利の上昇によって円安が進んでるって見方が多いですが、それだけとは限らない可能性があるかもしれません。日本にインフレ圧力がかかれば円安要因ですので、日米の金利差拡大だけでなくインフレによる円安圧力を意識していく局面も考えておきたいです。良い円安か悪い円安か、良いインフレか悪いインフレかは別にして、長期的にはインフレ圧力が強まる、もしくはデフレ圧力は弱まるってことも視野に入れておこうかと思います。円安のピッチ速いですし、円高リスクを無視してきてる感じですが、ただ、今の円安をナメてかからない方がいいかもとは思ってます。まぁ、たぶんそこまではまだ考え過ぎかと思いますが・・・。目先のことだけで動きますしね。長期的にはって感じです。とりあえず、TPPはRCEPと並んでFTAAPのコア的な位置づけでしたから、自由貿易に関しては停滞・鈍化しそうです。
さて、さらにトランプ氏はネット演説で100日計画も明言しました。
内容をパッと見た感じ、TPP脱退に加えて公平な2国間貿易協定を目指す、ってのと、シェールと石炭の規制撤廃も事前のアナウンス通りで、しっかりやるんだぁって感じです。ただ、NAFTAについては何も言わなかったですね。NAFTAについて今後いつ言及するか要注目だと思います。で、意外と移民問題に関しては、ん？って感じです。移民問題しっかりやったらおそらくGDPが下がりますので、株価意識といいますか、米国の経済にプラスになるようなことをまずはやってくるって印象です。規制の緩和もプラス要因ですしね。ただ、「1つ規制を作れば古い規制を2つ撤廃する」ってのは意味不明です。規制緩和をアピっただけっぽいですが、どれをどうするのか何もわからないです。期待持たせてるのかトランプ節というか、なんなんでしょう。これ。家に服がいっぱいあるから、1枚新しいの買ったら2枚捨てなければならない、みたいな感じっぽいです。ふーむ。まぁでも、筆者も家に物が多くて、掃除する時なんかはこれと同じような発想するので気持ちはわかります。笑
さて、それはいいとして、米国の長期金利は天井打った感ないのでここで逆張るのもなんですね。米国株も高値更新中ですし、なーんも止まってないです。なので「頭と尻尾はくれてやれ」で見た方がいいかもしれませんが、ま、テクニカル的に25日線の+5％にタッチすれば一旦売り入れたい所なので、今日は寄りから相場しっかりみて判断するのと、200日線の乖離率とローソク足の形を見たいです。筆者は。
って、あまりこの投資は参考だけに下さいね。危ないですから。筆者は投資判断ミスっても、建玉でなんとかしちゃったりしますので・・・。テクニカル的に筆者と同じこと考えてる人いると思うんですが、こういうやつもいるんだ、って感じにしておいてくださいね。基本は、上昇トレンド中ですので押し目買いだと思います。
