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原油クラッシュ!銀行とエネルギー企業への影響

2020年3月のマーケット動向と投資戦略

本日の注目イベント&経済指標

  • 日2月消費者物価指数(CPI) 
  • 日1月全産業活動指数
  • 日銀金融政策決定会合・黒田日銀総裁会見 
  • 豪2月新規雇用者数
  • 豪2月失業率
  • トルコ中央銀行・政策金利
  • 米10-12月期四半期経常収支
  • 米3月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米失業保険申請件数
  • 米2月景気先行指数

原油クラッシュ

18日もコロナコロナですが、スゴかったのは原油。

まだ引けてない時点のチャートです。もう引けてる時点でブログ書いてますが、ブログ用のチャートは遅延するので悪しからず。

原油は下がる時はエグい下げ方しますよね。上がる時もスゴかったりしますけど、リスク資産丸出しのスゴイ下げ方。20ドルまで下落、下値メドだった16年の22ドルもあっさり割ってきました。コロナショックもそうですが、原油ショックもですね。いや「原油クラッシュ」。まぁ、コロナで需要減になって増産ですから下がって当たり前なんですけど。

最近のエグい下落で米国のエネルギー企業が相次いで破産申請してます。エネルギー企業は社債と銀行融資で巨額の設備投資してますので、社債と銀行へのインパクトが大きいです。銀行はエネルギー企業への貸し出しが巨額で、融通した資金は事業収入から返済という形のプロジェクトファイナンスで融資してて、そのプロジェクトファイナンスの概ね2-3割がエネルギー企業って言われてます。ゆえに、原油下落で与信費用が上がる形になってます。30ドル割れから25ドル割れで不良債権が増加するのが気になる所で、与信費用は不良債権の処理費用ってことですが、この原油の低迷が1年2年と続けば赤字なりそうって所です。その流れで銀行はエネルギー企業への融資渋りますので、ジャンク債の評価が下がる中小企業は資金繰りがつかなくなってヤバイって形です。それがもう出てきてる所です。この話は先週あたりにしましたのでもういいですが、連日ブログでよく書いてる原油とOVX、HYGはチェックしておかないとダメって感じです。原油もHYGも綺麗にそれが出てます。HYGもスゴイ下げ。

NYダウ

さて、NYダウは17日の上昇を吐き出す形。

トレード的には問題なかったですね。
一方、18日のこの陰線の一手は、筆者はトレード判断しやすい形になったなぁって思ってます。今の所はですが。
-1300ドルぐらいですから、最近のインパクトに比べればイマイチの下落幅になってきました。まぁまぁ下ヒゲつきましたし、ADXも横ばいですのでこれまでのような歴史的下落って展開は起きにくくはなってきてんじゃないかなって思ってます。いや、わからないですけど。ボリンジャーバンド-2σのバンドウォーク中ですから、強い下降トレンドでは間違いないですし、20000ドルの節目価格ですので下ヒゲつく展開も普通ですが、20000ドル割れで売りが渋ったので一旦保ち合い作りやすそうって感じで見てて、保ち合い作れば、その上抜けでヘッジかませばいいですし、下抜けならポジションそのままでOKってことで、トレード判断しやすいかなぁって思ってます。昨日書いた短期トレンドの転換や%Rオシレーターも見ますが、保ち合い作りだしたらテクニカル指標ダメですから、チャートパターンで判断って形になります。

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