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NYダウ2997ドルの大幅下落

2020年3月のマーケット動向と投資戦略

本日の注目イベント&経済指標

  • 日1月設備稼働率
  • 日1月鉱工業生産指数・確報値
  • 豪10-12月期四半期住宅価格指数
  • 豪準備銀行金融政策会合議事要旨
  • 英2月失業保険申請件数
  • 英2月失業率
  • ユーロ圏1月建設支出
  • ユーロ圏3月ZEW景況感調査
  • 独3月ZEW景気期待指数
  • EU経済・財務相理事会
  • 米2月小売売上高 
  • 米2月鉱工業生産
  • 米2月設備稼働率
  • 米1月卸売在庫
  • 米NAHB住宅市場指数
  • 米民主党アリゾナ州・フロリダ州など4州予備選

材料

16日は材料盛りだくさん。

  • 2020年3月16日、トランプ大統領が国民向けの行動指針を発表。10人超の集まりを避けたり、レストランやバーで飲食したりしないよう呼びかけた。まずは今後15日間の指針としているが、事態に応じて延長する
  • 2020年3月16日、トランプ大統領は記者会見で、新型コロナウイルス感染が最悪期を迎えるのが8月まで延びる可能性があるとし、景気もおそらく後退に向かっていると述べた。
  • 2020年3月16日、米著名投資家レイ・ダリオ氏が、FRBのゼロ金利政策について、利下げやイールドカーブ誘導などの政策効果が失われると批判。名目金利のゼロ制約を前提にすれば、物価低迷で実質金利が上昇して信用収縮につながるとした。
  • 2020年3月15日、パウエルFRB議長は1%の緊急利下げを決定した後の記者会見で、政策金利について「コロナウイルスの影響を乗り越えるまでこの水準にとどまる」とし、「マイナス金利は米国における適切な政策対応だと考えていない」と述べ、さらなる利下げには否定的な姿勢を示した。インフレについては「今後抑制される可能性が高い」との見方を示した
  • 2020年3月15日、FRBが臨時FOMCを開催し、1%の利下げを決定。日曜日に臨時会合を開いて大幅利下げするのは極めて異例。政策金利は0-0.25%となり、リーマンショック以来のゼロ金利政策に踏み切った。また、量的緩和政策も復活させる。今後数カ月で米国債を少なくとも5000億ドル買い入れ、MBSも2000億ドル購入する。声明文で「新型コロナは米経済を混乱させ、金融環境に大きな影響を及ぼしている」とし、先行きも「経済を支えるために、政策ツールを用いて適切な行動をとる」として、追加緩和を検討する考えを示した。
  • 2020年3月16日、日本銀行は18-19日予定の日銀金融政策決定会合を前倒しで緊急開催し、追加緩和を決定。ETFの買い入れをこれまでの年約6兆円増から年約12兆円増を上限に買い入れる。REITは年約900億増から年1800億円増を上限に拡充する。コマーシャルペーパーと社債の買い入れ拡充も決定した。コマーシャルペーパーと社債は追加買い入れ枠を合計2兆円設けた。買い入れの上限となる残高は約3.2兆円、約4.2兆円と、従来(約2.2兆円、約3.2兆円)から増加した。増額買い入れは2020年9月末まで継続する。国債買い入れは年約80兆円をメドに実施する方針は維持。マイナス金利の深掘りは見送った。新型コロナウイルス感染症にかかる企業金融支援特別オペ(公開市場操作)の導入を決定し、2月末時点で約8兆円の民間企業債務を担保に、最長1年の資金を金利ゼロ%で供給する。9月末までの実施を予定している。資金供給と市場の安定に照準を絞った対策を打ち出した。黒田日銀総裁は会見で、円高が大幅に進めば「それなりに対応しないといけない」との見解を示した。ただし対応は財務省に任せるとした。
  • 2020年3月16日、欧州委員会は、新型コロナウイルス対策として、EU域外から域内への不要不急な移動を制限する計画を加盟国に提示。期間は30日間とし必要に応じて延長する。EU各国首脳は17日にビデオ会議を開く予定でこの提案を議論する。
  • 2020年3月16日、マクロン大統領は17日正午から買い物や通勤などを除き15日間、仏全土で外出禁止とすると発表。違反者は処罰する。ウイルス対策に専念するため、年金改革など全ての改革を棚上げするとした。必須の外出時も互いに1メートル以上距離を取るよう求め、産業の保護についていかなる企業も破綻させないとし、家賃や光熱水費などの支払いを先送りできるとした。22日に予定していた統一地方選の2回目投票を延期することも決めた。
  • 2020年3月16日、中国1-2月社会消費品小売総額は前年同期比20.5%減。自動車販売・衣服売上の急減。レストラン売上は43%減。工業生産は13.5%減。
  • 2020年3月16日、G7首脳は緊急テレビ会議を開き「雇用と産業を支えるため、金融・財政政策を含むあらゆる手段を動員する」とした共同声明を発表。追加景気浮揚策を策定する。新型コロナから各国民を守るため「国境管理など必要な衛生策でも連携する」とした。当面重視する国際協調策として「各国民を守る公共衛生政策での連携」「雇用の維持と経済成長の回復」「国際貿易・投資の支援」「科学、研究、技術面でも連携促進」の4分野で合意。協調策を詰めるため、保健相と財務相が週一回定期協議することでも一致した。今回の首脳声明は各国の移動制限を強める可能性がある。中銀トップには協調して必要な金融手段を打つように求め、各国財務相が効果的な経済政策を実行するため、週に一度調整することも決めた。
  • 2020年3月16日、FRB・ECB・日本銀行・BOE・カナダ銀行・スイス国民銀行の6中央銀行は、米ドル・スワップ資金供給の枠組みを拡充すると発表。米ドル・スワップの適用金利を0.25%に引き下げ、新しい金利を米ドル・オーバーナイト・インデックス・スワップ・レートに0.25%上乗せしたものとする。定期的に米ドル資金供給を実施している中央銀行は、現行の1週間物に加えて、3か月物の米ドル資金供給を開始することも決定した。

まずは昨日早朝のFRBの緊急会合・緊急利下げ&QE。
1%利下げのQE組み合わせのフル緩和。同時に6中銀がドル資金供給拡充。日銀は、ETF・REIT買い入れ6兆から12兆、コマーシャルペーパーと社債追加買い入れ枠を2兆円。企業金融支援特別オペ導入でマイナス金利の深掘りなし。

大きく取り上げられるのはFRBと日銀の緩和で、姉妹サイト「株初心者のための株式投資と相場分析方法」の方で、FOMCや日銀金融政策決定会合で緩和余地なしを市場が見れば売り材料になるとも思いますって書いてて、それもそうだと思いますが、筆者はそれよりも6中銀のドル資金供給拡充がよりマーケットの不安煽ったと思います。ここまでやる?っていう。売り材料になるに決まってる。

FRBや日銀に関しては緩和余地なしってよく報道されてますが、それは中銀ナメ過ぎでやりよういくらでもありますし、現状妥当かやり過ぎぐらいのことは出てきたと思います。逆に本気じゃないって捉え方もありますが、財政頑張れって感じですね。てか、FRBが日銀みたいになってきましたけど。

あとは、移動制限が凄まじく出てきてますね。てか、信用膨張から信用収縮の流れ丸出しですが、それがこのコロナで来るって思わなかったなぁ。生産・雇用・所得の減少で経済が縮小、それが急激で大規模・長期化すれば恐慌って感じですが、新型コロナウイルスってそこまでのもんなんですかね。売り仕掛けててなんですけど。筆者はもうコロナのニュース飽きてて、あんま見てないんですが、インフルエンザのちょい強めの感染力強いやつぐらいで思ってるんですけど。基礎疾患あったら重症化するんでしょ?インフルエンザも同じっぽいけど。

って、ウィルスのことさっぱりわからないので、余計な話はせず相場です。

NYダウ

NYダウは爆下げですね。

姉妹サイト「株初心者のための株式投資と相場分析方法」の方で書いてましたが、NYダウは先週末に筆者はヘッジかけてたんです。22600ドルで。結果から言うと、そのヘッジのせいで1200ドル幅取り逃してます。21400ドルでヘッジ外しました。日中の戻りのパターンは一緒なんですよね。前もヘッジかけてヘッジ外した時も、日中に戻り2回試して2回目頭打ちになった所で上がもうないんですよね。だから日中の相場的には普通の動きしてくれますので、1200ドル幅取り逃しでまぁまぁOKかって感じですが、うまくやれば1000ドル幅の取り逃しで済んだなぁってことで、ちょっとイラっとしてます。

ヘッジいらんかったなぁと思いつつ、

先週末の陽線。
2018年末の安値割れの否定ですから、一旦戻り試すか、保ち合い作るかで普通考えますから、どの道ヘッジかましてて取り逃しはないと思ってたんですけど・・・コロナ相場ちょっと難しいですね。結果からすれば、ただ単純に短期トレンドの転換が出ればヘッジかけるって戦略だけで完璧だったなぁと思って悔しいです。筆者のトレードでは、29260からの売り仕掛けで、9000ドル幅取っておかないとダメな所ですが、ヘッジでいらんことして2700ドル幅取れてませんから、6300ドル幅しか取れてないです。トレンドフォロー型として結構みっともないことになっててちょっと恥ずかしいです。

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