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NY市場下落、ダウは25日線を大引け坊主で割る

2017年8月のマーケット動向と投資戦略
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ウォルマート決算悪化↓、シスコシステムズ決算↓、バルセロナでテロ、米国の経済会議委員長コーン氏辞任?報道を受けて、NY株式市場が大きく下落してます。加えて、ECB議事録でECBがユーロ高懸念を示したことからユーロ安でドル高要因となり、為替面でも流れが変わりそうな展開となっています。チャート面でも警戒しておいた方がいいと思える形が出てますので、それらを踏まえてテクニカル面からブログ書いてみます。

まずNYダウです。

ダダ下げの展開で、大引け坊主の大きめの陰線で25日線を割ってきました。北の情勢不安からリスク回避で10日につけた陰線も割り込んでおり、その返しで16日につけた高値も8日の高値を捉えることができず、上値切り下げで大引け坊主で25日線割ってきてますから、形としてはよくないです。先に言っておくと、筆者はNYダウに関してはヘッジを入れておきました。NYダウに関しては前から一つ目のフラッグ型で仕掛けた買いポジションが3割ほど残っていましたが、それに完全にヘッジを入れる形に加えて、売りをもうちょっと多く入れてます。だだ日中は下げの展開だったので、スキャルピングで売りで取ろっかなって感じで売りを多めに入れておき、安値引けしたので、そのままホールドした形で、ポジション的には買いが3割程度残していたのに対し、売りを5割程度入れており、ちょっと売り目線のポジションにしてます。昨今、筆者はS&P500のフラッグ型の下へブレイクアウトで売りを仕掛けたりして、ちょっと売りが積極的にいけそうかなぁと思える展開になった時は、ちょっと行くぜって感じの目線でいます。って、あまりいいように聞こえないかもしれませんが、この辺で相場が崩れてくれると、売りは結構有利なポジションを持てるので、そういう思惑でやってます。上手くいこうがいくまいが、有利なポジションもてるかどうかに必死になるトレードを筆者はやります。

ただ、テクニカル指標的には、明確に売りシグナルが出ているわけではありません。チャートの形状とモメンタムがゼロラインを割ったぐらいで、売りシグナルとしては今の所弱すぎと感じてます。しかも、2年債と10年債の金利差もまだいける水準だと思ってますので、相場が崩れるとは思ってないです。正直言うと、売りを多く持った筆者はおそらくフライングです。NYダウのチャートで言うなら、明確に売りを仕掛けるなら、6月の中旬から7月の上旬にかけて形成されたフラッグ型のサポートラインを割ったあたりで、売りを仕掛けるのが妥当だと思ってます。その水準が21.200ドル台あたりで、その辺を明確に割ってくれば、流れは変わるなと判断できますが、売りシグナルが弱すぎですので、筆者はフライングだと自身で判断してます。まぁでも買いポジションを持ってた分、ヘッジをかけたかったのと、ここで売りを仕掛けて反発されてもそんなにリスクがなさそうと判断しました。今回入れた売りのストップロスは、5日線を上抜いてきた所とするか、昨日の大きめの陰線を陽線で抜いてくるような否定の形が出た所でいいと思ってますので、売りがミスった場合も0%台の損失で大した損失にはならないです。今の所、高値更新ができなくなってきている点と、ボリンジャーバンドの1σを割ってきたことから、まぁあってもいい手だとは考えています。

ってことで、NYダウばっか書いてますが、ナスダックに関してもS%P500に関しても昨日の下落でチャートの形状は悪くなってきてます。ただ、S&P500は、こういうチャートの形状になっても近々で相場反発して返す展開が見受けられますので、まだ下落が続くどうこう明確に言える感じではないと思います。

さて長くなってきましたが、ドル円も書いておきたいので書いておきます。

ドル円も形が悪くなってきてます。日足で言うなら、5日線が10日線で押し返されそうな形になってきてます。11日に一旦押しをつけましたが、これが1段の押しで終わらず、2段押しをつけるかなって展開になりそうで、押しが効かなければ108円台で下げ止まるか見ないといけないと思います。

って、それもそうなんですが、今日で週足が決まります。週足がちょっと問題で、今日110.416円以上で引けないと、先週割った52週線を返せなかった足がついて、上が重くなってくると思います。13週線とデッドクロスしそうな形ともなり、チャート的には結構悪化しちゃうと思います。円高目線にならないとしょうがないような形になってしまって、今月、今の水準の109円台ミドルぐらいで引けてしまうと、月足も悪化するってことで、それらの条件が整えば明らかに円高目線、深く円高が進行する可能性も出てきますので、108-109円台の攻防は要注目だと思います。

一応、日足ではまだ108-114円のレンジでの推移ですので、この水準で買いをいれられる方もいると思いますが、買いは5日線を明確に価格が上抜いてくるまではダメだと思います。5日線の下で推移している間は買いは入れない。ただ売りも入れない。今後も108-114円のレンジで推移した場合、この水準で売りを入れるとかなり不利なポジションになりますので。売りを入れるなら、108円のミドルを明確に割ってきた時だと思います。

あー・・・今日もまたしたい話ができませんでした。今日は、昨日言ってた話もそうですが、ドル建て日経平均とユーロ建て日経平均の話をしようと思ってて、普通に日経平均を見るのと、ドル建て日経平均、またはユーロ建て日経平均で見るのとは全然景色が違うってのを紹介しようと思ってたんですけど、タイムアップです。「株式マーケットデータ」の以下のページでチャートありますので、よかったらチャートを拡大表示させてみてもらうとイメージつかめるじゃないかなぁって思ってます。

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