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上院はどちらがとる?

2016年10月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。
昨日は各地でマラソン大会!って感じでしたね。健康的に活き活きと走るランナーの方々がとても眩しく見えた高脂血症の筆者です。眩し過ぎて見てられなかったです。

今週の頭はブログの更新できないかもってことでしたが、その問題はクリアできましたので引き続きブログ読んでもらえると嬉しいです。

さて、今週はイベント盛りだくさんなんですよね。スケジュールは「イベント」のページを見てもらうとして、主要な所では、今日明日の日銀会合、鉱工業生産、中国PMI、ADP雇用統計、FOMC声明文、ISM非製造業、雇用統計、と主要って言いながら絞り切れないぐらいあります。全部見なきゃならんですね。あーそれと、先週金曜にダイバージェンスについて書きましたがRSI返されちゃいましたね・・・。ちょっと外しました。ゴメンなさい。まぁでも手控えでいい場面だと思ってます。

金曜の米国市場はGDPが2.9%と伸びてドル高円安で振れたんですが、クリントン氏のメール問題再燃で円高に振れて帰ってきてます。先週から大統領選後も見据えた形を含め、視点が財政出動に向いてた面があったと思います。日欧が金融緩和限界、米国も利上げ局面で次は財政出動ってことで欧米の金利は上昇してました。「財政出動」は、その元手となる資金は税金や国債の発行によって得られる資金など「財政資金(国庫で取り扱う全ての資金)」ですので金利上昇要因です。日本の場合はイールドカーブコントロールで金利は抑えられると考えられますので、欧米が財政出動すれば金利差拡大から円安要因になると考えられます。米国はクリントン氏が大統領になってもトランプ氏がなっても財政出動すると言ってますので、その辺の織り込みが先週から出てきてたように思いますが、はてさて・・・ってことで、その話を今日はします。

まず、大統領選の投票日当日は上院と下院の議員選挙も同時に行われます。現在は米国の上院と下院は共和党がおさえています。共和党っていうのはトランプ氏の方です。今回の選挙でも下院の方は共和党が優勢とされています。上院は共和党と民主党(クリントン氏の方)でどちらが優勢でもない状況です。よって、大統領がどっちになるかだけでなく上院をどっちがとるかも重要となってきます。例えば、クリントン氏が大統領になったとしても上院と下院が共和党がとる、もしくは上院で民主党がとっても上院と下院の共和党でねじれますので、財政政策できるの?ってことになって、どちらかというとドル安円高要因だと思います。米国が財政出動すればもちろん米国の金利上昇要因となると思いますが、意外とその規模には疑問符がつきそうなので、クリントン氏が大統領になっても、米国の金利はそこまで上がらずに円安も限定的になるとも考えられます。

一方、トランプ氏の場合は、上院を民主党がとればクリントン氏と同様に金利の上はおさえられると思いますが、上院も共和党がとった場合は、上院下院でねじれはなく反対勢力がありませんので、財政出動しやすくドル高に振れやすいと思いますので意外と日本にとっては円安でメリットがあるとも考えられます。って、その前にトランプ氏が大統領になればトランプショックで円高進んでしまうとは思いますが・・・。ただ、投資でやりやすそうなのは、トランプ氏だと思います。どちらかというとトランプ氏の方がドル高色が出やすくなると思いますので、トランプショックで大きく下がった所で試し買いを入れておけば、いずれドル高円安に振れるかな?とは思います。ただ、ブレグジット+トランプショックで、完全に内向きになっちゃうリスクにさらされそうですが。

まぁでも、たぶんクリントン氏が大統領になるんでしょう。おそらく。ブレグジットの例もありますから決め打ちはダメだと思いますが、クリントン氏と仮定して財政出動期待の金利上昇にどこまでついていっていいのか、おそらく上は限定的だと思いますので、円安はそこまでないんじゃないかなって考えています。一応、現在、米国の長期金利は利上げと財政出動期待で1.85%あたりで推移しています。たぶん1.90%を抜ければ2.00%まで到達するんじゃないかと思いますので、1.90%抜ければ2.00%ぐらいまでは円安でついていってもいいのかなと思いますが、そこからは様子見かなと思います。逆に1.90%に到達しないか押し返されるようなら手控えかなと現段階では思います。ただ、もう筆者は先週にほぼ利確してしまいましたので、大統領選まではスキャルピングなど超短期以外は手控えかなと思ってます。日銀会合の結果などによってはスタンスを即効変えるつもりですが、特段なにもなければ様子見が基本なのかなと思ってます。

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