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WTI原油(NY原油)が初のマイナス。投げ売りで歴史的暴落

2020年4月のマーケット動向と投資戦略

本日の注目イベント&経済指標

  • 日3月全国スーパー売上高
  • 豪準備銀行・金融政策会合議事要旨
  • 英3月失業保険申請件数
  • 英3月失業率
  • 独4月ZEW景気期待指数
  • ユーロ圏4月ZEW景況感調査
  • ブラジル休場
  • 米3月中古住宅販売件数 

原油暴落

20日は、原油が驚愕の相場となりました。

  • 2020年4月20日、WTI原油先物の5月物が一時1バレルマイナス40ドル台をつけた。前日比58ドル以上の下落で、初のマイナスとなる異常事態となった。5月物の取引終了を21日に控え、原油の現物を引き取りたくない投資家の投げ売りが出た。ただ、期先の6月物は1バレル21ドル前後で推移している。マイナスとなるのは先物上場以来初めてで、買い手は原油の現物の引き渡しに加え、現金も受け取ることになる。米国の原油貯蔵能力が満杯になるとの予想の中、需要が急減し、米原油の在庫が急増して貯蔵能力に近づいている。現物の原油を引き渡されると保管先の確保が難しくなるため投げ売りが出た。

というわけで書いてる通りですが、スポット市場でシェールオイル生産の中心テキサス州のバイヤーが1バレル2-4ドルの価格を提示してるとの報道から、一部で「マイナスもあるかも・・・」との見方が拡がりましたが、おもくそ投げ売りで値崩れの展開となりました。筆者はただただ相場見て「スゲー」つってました。とんでもない動きでしたね。鳥肌立った。

今回は5月限だけの動きで、21日が期日で6月限に交代しますから、5月限の取引が終わればここまで無茶苦茶な売りはなくなると思いますが、米国が大幅減産に踏み切るかにもよりますし、需要の回復もまだまだ先だと思いますので、在庫の圧縮は時間がかかってなかなか原油の回復はしんどそうな所です。

原油は最近、

この3月からの保ち合いは下抜けやすいって当ブログや姉妹サイトで書いてて、テクニカル通りでそうなったねって話ですが、ここまでは考えてなかったです。原油+現金も受け取れるマイナス価格が一気にくるって考えてなかったです。ただ戦略的には変更なしでOKで、短期トレンドの転換、あるいはボトム打ちのチャートパターン出るまで様子見だと思います。

って、原油の話する時に度々書いてる原油版VIX指数であるOVXも、

再度過去最高更新。当然ですけど。

スゴイ。見たことないのがどんどんくる。うかつな逆張りはやっちゃダメなのがよくわかる。これは株も同じだと思うけど。

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