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NYダウのテクニカル分析とナスダック急落、増税延期?英国総選挙など

2017年6月のマーケット動向と投資戦略

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増税・英国総選挙

9日に出てきた骨太の方針で「消費増税」の文言が消えたことから、増税再延期の見方が強くなりそうな感じになってきてます。まぁうーん。2019年10月からですから結局延期だろうなぁとは思ってるんですけど。まぁでも株にとってはプラス要因のように思います。増税はダメなように思えますが、一方で社会保障を買ってるってことにもなりますし、増税で内需を縮小させれば円安要因とも考えられます。また、プライマリーバランスも、「債務残高GDP比引き下げを新たな財政目標に採用する」方針を持ってきて、それも「20年以降」から「18年以降」に変更ってことでセコ技使う気満々っぽくて延期色強くなってます。プライマリーバランスの黒字化は増税ありきのため、増税延期でこっちも延期、債務残高GDP比で誤魔化す感じっぽくなってきてます。
増税すれば、おそらく4兆程度需要が落ちて、GDPが1%程度下がれば5兆程度いるので、10兆程度補正予算組むことになると思いますが、どうせ踏み倒すしかないのでやっちまってもとも思ってます。

続いて英国総選挙。
金曜のブログで書きましたが、選挙はグズグズの結果だったと思ってます。保守党は議席数過半数割れでカウンターパンチ喰らった感じで、命をかけて飛び出せば電信柱にぶつかったって結果に見えます。一番面倒くさい結果になってしまって、今後は民主統一党と協力していかないとダメって方向のようです。過半数とってないので、法案の審議に手こずって保守党の政策の実現が遅れ、EUとの離脱交渉の遅延も懸念されています。交渉期限は2019年3月までと決まってますので、離脱交渉がグズグズのまま離脱になれば、経済の混乱も懸念されています。今回は保守党の負けと言っていい結果だと思いますので、メイ氏も今後大丈夫かなってことで、英国は今後も色々ありそうです。

チャート
さて、ごちゃごちゃした話はこれぐらいにして、久々に筆者の手書きのチャート出します。前に紹介していたNYダウは、高値圏でのフラッグ型を上へブレイクアウトして上昇トレンド入りし、前にブログで書いてた展開になっているので書くことなかったんですが、その後はどうなるんだ?って展開を書いてませんでしたので、補足で書きます。
これは前にブログでアップしてた簡素で汚いNYダウの高値圏のフラッグ型で推移してた時のチャートですが、前はフラッグ型を価格が上にブレイクアウトするか下にブレイクアウトするかって局面でした。その後、一旦下へブレイクアウトしたものの、それがだましとなって、上へブレイクアウトしました。筆者はフラッグ型を上にブレイクアウトした時点で買いで入ったのはブログの通りです。ま、一旦下にブレイクアウトした時は、ちゃぶつき喰らいましたけどね。

フラッグ型は、テクニカル分析的にはトレンドの小休止を意味を持つパターンなので、通常はそれまでのトレンドが継続するパターンです。すなわち、このNYダウの場合は上昇トレンド継続の形で上へブレイクアウトするのが基本ですので、テクニカル分析通りの方向へ価格が動いた形になりました。そして現在NYダウは上昇トレンドです。

さて、この形のその後展開ですが、高値更新も併発してますので似たパターンが続くのが通常です。すなわち、現在の上昇トレンドの後に、またフラッグ型かペナント型、もしくは揉み合いの形が出るのが通常です。

ゆえに、それらのパターンが来たら、またそれを上にブレイクアウトするか下にブレイクアウトするかの判断をすることになります。って・・・説明わかりにくいかな?図示すると、


こんな感じです。
汚な過ぎてわからん?笑
いや、このパターンばかりではないんですけどね。「上昇トレンドが続いていくのであれば」の話です。相場が走ってスパイクハイつけたり等色々ありますが、その辺は今は無視して書いてる点は注意してください。あと、フラッグ型は、基本的には短期売買向きの形ですので、この上昇トレンドが早期に終わる可能性があることも念頭においておいた方がいいです。

さて、それらを踏まえて投資戦略です。
この形の場合のストップロスの位置の話をしますが、通常であれば上昇トレンド継続の形ですのでフラッグ型の底辺にストップロスを入れておき、次にフラッグ型やペナント型、揉み合いのパターンが出た場合に、ストップロスの位置を引上げるって戦略を立てるのが通常です(その内容もはcharTradeで追々詳しく書きますね)。

ただですね、筆者は現在、NYダウはトレールに切り替えて自動的にストップロスの位置を切り上げるようにしてます。というのも、ヒンデンブルグオーメンが点灯しましたし、時期的に株は危なっかしい時期になってきてると思ってますので、トレールに切り替えて、価格の上昇に合わせてストップロスの位置を切り上げた方が利益を確保できるって感じです。

いや、どっちでもいいんです。トレールに切り替えると変にスパイクが出た場合に、トレンドが継続しているにも関わらず利益確定させらるってことがありますので、利益伸ばしにくくなる懸念がありますが、安全面を重視するならトレールです。勇気があるなら、フラッグ型の底辺でストップロスは動かさず、次のトレンドの小休止のパターンが来た場合にストップロスの位置を引上げるのが通常です。

まぁ今の時点で言えることはそんな感じかなぁ。ふーむ。まぁこういうテクニカル分析に基づいたトレード手法は追々全部charTradeで書いていきますので、記事アップした場合はチェックしてくださいね。

あ、今日はチャートパターンの見方で書きましたが、今NYダウはトレンド出てますので、ボリンジャーバンド、パラボリック、移動平均線を中心にトレンド見ておいた方がいいです。

てか、色々書きましたけど、高値更新云々言ってる最中に別に乗る必要はないんです。損切り下手な人は急落で取返しつかない高値掴みになる可能性が高いですし。株はクソみそに売られた時に買うものですから、上昇についていかなくてもいいんです。リーマン時に買った人は寝てても今儲かってますから。ショック待ちは筆者は賢明だと思ってます。ただ筆者はどんな相場でも結果的に勝つトレードを行う自信がありますし、それができるようこれまでトレードを重ねてきて、何でも来い、全部対応してやるって感じなので、そういうやつもいるって感じで参考程度に見てもらった方がいいです。

てか、金曜のナスダックの急落は気になります。25日線あたりから反発して下ヒゲついてまだどうこうって形ではないですけど、しばらくウォッチしておいた方がいいと思います。

さて、次の焦点は今週のFOMCと日銀金融政策決定会合です。特にFOMC後の展開は超絶要チェックだと思います。

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