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イエレン氏の講演など

2016年10月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。
ボブ・ディラン氏の引き続きシビれてる筆者です。ノーベル賞受賞するのか辞退するのか注目してます。ちなみに、筆者が運営する各サイトには3つの赤い丸のロゴを設けていますが、このロゴは筆者が音楽で使用してた頃のロゴです。Youtube等でこのロゴが出てくる動画に出くわした場合、それ筆者が過去に作った曲ですのでよかったら贔屓めに聴いてみてくださいね。

さて、金曜は色々データやニュースが出てきてましたのでその内容を。

まず、14日のイエレンFRB議長の講演。イエレン氏は講演で、現在低金利のため「将来の景気後退の際に利下げでは対応できない」と発言し、インフレ目標引き上げなどで対応するかも、ってことでした。それはいいのですが、労働参加率の低下などで米経済の供給力が落ちた、求人増で雇用が引き締まれば労働に参加していない人が市場に戻り、より生産性の高い仕事への転職も増えるようになる、雇用が過熱するまで利上げは慎重に判断するってことなので、利上げペースは緩やかだなぁと見れます。まぁそれは市場予想通りだと思いますが、一方で、FRBが保有している債券の償還金の再投資も引き続き継続なんだなぁと見れます。報道で最近あまり出てこないので忘れがちになりますが、FRBは保有している債券の償還がきたら再投資に回してます。ゆえに現状は緩和的です。それをやめるって話になれば金融引き締めになりますが、雇用が過熱するまで緩和的な姿勢も継続するんだなぁと見れます。

次に、14日は為替報告書が公表されました。
為替報告書で日本は引き続き「監視リスト」入りしていたわけですが、円相場に関しては多少和らいだ文言に変わりました。これはなんでしょうね。クリントン氏が日米同盟を重視してますから、その兼ね合いで今のところ摩擦を起こしたくない感じなんでしょうか。

続いて「IMM投機筋ポジション」です。
ドル円のIMM投機筋ポジションは「株式マーケットデータ」の「IMM投機筋ポジションのページで確認できますので是非ご覧ください。先週の頭にIMM投機筋ポジションの円ロングが結構積まれてるので円安かなぁって内容を書いたと思います。そのポジションが先週は減った内容でした。それを見て、あら~これで104円近辺かぁ・・・と筆者は思いました。2016.10.4時点で円ロングが「101,966」まで積まれいて高水準だったので、その解消が出るかなぁと思って先週は円安かなと書きました。円安圧力は強かったと思いますが、結果、104円近辺ですので104~105円は重そうですね。円ロングってのは円買いのポジションのことです。表で赤い「円ロング」の欄の数値が上昇していれば円買いのポジションが増えていることを示します。「101,966」はかなり積まれている水準ですので、そのポジションの解消が出やすいと判断できます。円買いの解消ってことは円売りになりますので、円安に振れそうだって思ったわけです。IMM投機筋ポジションはそういった見方が出来ますので随時注目してほしい指標です。

次に、米国銀の決算です。
ブレグジット懸念があった中、米国銀の決算は概ね市場予想以上の内容で米国株は上昇しましたが、100日線割れを返すことはできてませんし上ヒゲ出てますので相場としては弱い印象でした。ドルインデックスも上昇中ですし、長期金利も上昇中ですので、今のところ引き続き上値切り下げ型の下落トレンドかなぁと見れます。スルッと下いっちゃう可能性も高いと思いますので、引き続き警戒が必要だと思います。

一方、14日に発表があった「投資部門別売買状況」では、10月第1週に久々に海外投資家が買いに転じており、国内勢は売りの内容でした。10月第1週ですから、16500円近辺で買いが進み、17000円近辺で国内勢が売った形です。最近の傾向だと、16800円から上は個人の長期資金はやれやれ売りが出やすい傾向があります。海外投資家の買いが続くかどうかだと思いますが、今週発表の「投資部門別売買状況」はSQ絡みでアテには出来ませんので、相場見ながら判断しなきゃならないと思います。9月末から原油が上がりましたので、名目的に買いが入ったのかなぁとも思えますが、はてさて。ちなみに「投資部門別売買状況」は「株式マーケットデータ」の「投資部門別売買状況」のページで確認できます。

ってことで投資戦略です。売りをこなしながら上値取っていくような展開になれば海外勢の買いが入ってると思いますのでついていくのも手ですが、米国の長期金利が1.80%まで来てまぁまぁの水準になってきたのと、ドルインデックスが100に接近、ファンドの売り圧力や米国株が弱いことを考えると、リスクは取りにくい状況だと思いますので、不用意に上でついていくのもどうかと思います。ただ下も固いので16500円近辺がくれば拾ってもいいのかなと思います。どっちみち米国が弱い展開ですので、上値抜いてきて強い展開になってついていくにしても、下で拾うにしてもポジションは最小限にとどめたい所だと思います。筆者は基本的に売り仕掛けは考えていません。新たなリスクが出てこない限り政策的に売りで入ってもあまり取れないと思いますし、次の日銀会合か来月あたりからヘリマネ観測が出た場合、売りで捕まったらアウトになりますしね。前に書きましたが、ヘリマネっぽい内容が出てくるのは近いんじゃないかと思ってますので、変に売り仕掛けはしない予定です。スキャルピングとかは別ですけどね。できれば大きな下落が来てもらいたいですがなさそうに思いますので超短期でチョロチョロやるのが安全かなぁと思います。

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